イベントでは、文具ライターのやまぐちまきこ氏(フムフムハック編集長としても活躍)がWacom Oneを実際に使った感想を語った。
文房具好きが高じて、文具愛を語るブログ『フムフムハック』や、NIKKEI STYLE『今旬ときめきステーショナリー』、日経doors『文具愛ひとすじ』を連載しているやまぐち氏。記事内で使うために撮影した写真へ、ワンポイントでイラストや手書き文字を加えるスタイルが独特だ。
「これまで、Intuos 3やIntuos 5といった板タブ(ペンタブレットで液晶を搭載していないものの俗称)を使ってきた」やまぐち氏。しかし「紙に書くときの自分の文字とのズレがあると感じていた」という。
やまぐち氏は、「慣れの問題かもしれないけれど、どれだけ使っていてもなかなか慣れず、描いては消し、描いては消しを10回以上繰り返すこともあった」と語る。ところが新製品のWacom Oneを使ってみたところ「画面に直接描けるからか、サクサク作業を進められる。やり直しが少なくて済んだおかげで、短い時間で完成させられた」とその使用感を語っていた。
「わたしが液タブ(液晶搭載ペンタブレットの略称)を欲しいと思っていた頃は、10万円超えが普通でなかなか手が出せなかったけれど、Wacom Oneは4万円台。衝撃的ですよ! InstagramやTwitterで、テキストを付けて投稿してもなかなか読まれないけれど、画像内であれば読んでくれる人が増えるし、簡単に伝わる。そういうライトな使いかたをしたい人にも向いているんじゃないでしょうか」(やまぐち氏)
会場では、定規やペットボトルのキャップを使ったライン取りの体験、文具メーカーによるデジタルペンのお試しなどが行えた。
Wacom Oneで使えるデジタルペン。右からWacom One Pen、LAMY AL-Star black EMR Stylus pen、STAEDLER Noris digital、Galaxy Note 10+に付属するSペン
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