今週も、アキバのPCパーツショップの光景は先週とほぼ変わらない様子で、SSDやメモリの値上がり傾向はあるものの、棚に空きが目立ったり購入制限がかけられたりといった光景はまだあまりみられない。ただし、ショップから聞こえる懸念の声は確実に深くなっているように感じた。
「春節休みが開けた後も、地方に帰省した従業員が戻れなくて困っている工場がたくさんあるみたいです。マザーボードやグラフィックスカードの生産はなかなか元のペースに戻らないかも」
「工場が再稼働しても、物流が滞ったままだと商品に組み上がるまで至りません。『3月末までは覚悟してください』なんていう代理店さんもいました」
「SSDやメモリの値上がりは、やはり加速していますね。SSDは年末に比べて5割近く上がったモデルもあります。今週はケーブル類も値上がりの話が聞こえてきました」
などなど……。
先週までは、新生活準備シーズンを直撃との心配が多勢だったが、今週はその先までの影響を不安視する見方が増えた感がある。とはいえ、先になるほど未確定要素が増えるので、ひとまずは直近の具体的な影響に注視するのが良さそうだ。SSDやメモリの値上がりは既に起きている。今後は、パーツの値動きと品薄傾向に目を光らせたい。
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