先週目立っていたのは、Intelの第10世代Core iシリーズを搭載した新製品だ。Intelからは超小型ベアボーンキット「NUC10i3FNH」と、OS込みの完成品PC「NUC10i3FNHFA」が登場した。価格は順に3万9000円弱と6万9000円弱(税込み、以下同)となる。
2モデルとも、先々週に登場した「NUC10i3FNK」と同じく、2コア4スレッドのCore i3-10110U(2.1GHz〜4.1GHz)をオンボードで実装しており、DDR4 SO-DIMMスロット2基とM.2 SSD(SATA/PCIe Gen3 x4)スロット1基を備える点も共通している。加えて、高さを約51mmにすることで7mm厚の2.5インチSATAドライブを組み込めるベイを追加しているのが特徴だ。
完成品PCのNUC10i3FNHFAは、ここに4GB×2枚のメモリと1TB HDD、16GB Optane Memoryを搭載し、Windows 10 Home(64bit)をプリインストールした構成となっている。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「注目されているのは4月初旬登場のCore i7モデル『NUC10i7FNH』ですが、モノがないのとCore i3-10110Uでもブーストで4GHz超えするので、こちらも実用性は高いと思います」と評価していた。
ただ、超小型ベアボーンとPC全体の売れ行きでみると、ASRockの「DeskMini A300」が目立っているという。「デスクトップ用のCPUが載せられるのでパワーが違います。一番人気のRyzen 5 3400Gは枯渇していますが、3200Gを搭載しても十分にパワフルです。その上で7万円ちょっとで実用十分な構成にできますからね」とのことだ。
続いて、ノートPCの新モデルを見ていく。
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