「iPad」と「Fire HD 10」で10番勝負をした結果:エントリークラスのタブレット、買うならどっち?(3/3 ページ)

» 2020年04月23日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]
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勝負08:スピーカー対決→動画視聴はFireが有利

 スピーカーの搭載数はどちらも2基で、音質自体は五分五分だが、iPadはその2基のスピーカーがいずれもボディーの短辺側にあり、ステレオ再生には向かない。Fireのスピーカーは長辺側の左右に分かれて配置されているため、本体を横向きにすると左右からステレオで音が聞こえる。動画視聴時には画面を横にすることを考えると、Fireの方が実用性は高い。ちなみにイヤフォンジャックはどちらも標準で装備しており、有線イヤフォン派も安心だ。

iPad Fire HD 10 iPadはスピーカーが短辺側にあるので、本体を横向きにした場合、音は本体の右側からのみ出る形になる(写真=上)。Fireもスピーカーは2基だが、長辺の左右に配置されているため、本体を横向きにすると左右の画面下からステレオで音が聞こえてくる(写真=下)

勝負09:音声アシスタント対決→Fireが機能面でやや有利か

 音声アシスタントはiPadが「Siri」、Fireは「Alexa」を搭載している。どちらも音声アシスタントとしては互角の性能で、両端末ともハンズフリーでの利用に対応しているが、Fireは離れたところからでも画面が見やすい「Showモード」に切り替えられるなど、画面付きスマートスピーカーとしての運用が行える。機能面ではFireに分があると見ていいだろう。

iPad Fire HD 10 Siriはホームボタンを押して起動する。ハンズフリーでの利用も可能だが、Fireのように最適化された画面は持たない
iPad Fire HD 10 Fireは「Showモード」に設定することで、離れたところからでも見やすい表示モードに切り替わる

勝負10:パフォーマンス対決→iPadが圧倒的に有利

 タッチ操作のレスポンスは、iPadの方が圧倒的に「ヌルヌルサクサク」で、ほとんどのアプリが待たされることなくスムーズに動作する。Fireも、Amazonプライム・ビデオやKindleといったAmazonのコンテンツを鑑賞するには差し支えないが、アプリを使っていて画面の切り替わりを待たされることはしばしばある。フリーズするなどの致命的な問題はないとはいえ、iPadのような快適な操作性は期待しない方が、がっかりせずに済むだろう。

iPad Fire HD 10 「Ice Storm Unlimited」でのベンチマーク比較。OSが異なる点は差し引く必要はあるが、それでも2倍もの差というのは圧倒的だ

 以上、今回の10番勝負では第7世代iPadが勝利したが、コストパフォーマンスという点では、やはりFire HD 10が群を抜いている。いざとなれば画面付きスマートスピーカーとしても利用可能な点を含めて、つぶしが利くのは間違いのないところだ。

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