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» 2019年08月01日 11時00分 公開

山口真弘のスマートスピーカー暮らし:Echo Show 5とライバル達を比較――ディスプレイ付きのAlexaデバイス、どれを選ぶ? (1/2)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はディスプレイ付きのAlexaデバイス各製品について、最新モデルのEcho Show 5と比較した。

[山口真弘,ITmedia]

 5.5型のディスプレイを搭載したAmazonのスマートスピーカー「Echo Show 5」が登場したことで、ディスプレイ搭載のAmazon Echoファミリーはこれで3製品(Echo Show、Echo Show 5、Echo Spot)となった。

 ここに同社のタブレット「Fire」シリーズのうち、Alexaが使える2製品をプラスすると、実に5つものAlexa搭載デバイスが、画面での情報表示に対応したことになる。つまり「Alexaが利用可能」かつ「画面あり」という条件に絞り、かつサードパーティーの製品を除外しても、現時点で5つもの選択肢があるというわけだ。

 今回は、新製品であるEcho Show 5を中心に、それぞれの画面付きモデルとどのような違いがあるのか、どのようなライフスタイルに向くのかを考察した。

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Echo Show 5とライバル達を比較――どれを選ぶ? ※本記事

今回比較する5製品。後列左から、Echo Spot、Echo Show 5、Echo Show。前列は下がFire HD 10、上がFire 7だ

Echo Showと比べた場合

 Echo Show 5に最も近い製品にあたるのは、10.1型の画面を持つ「Echo Show」だ。しかし単純に画面サイズが違うだけと考えていると、操作性や機能は思いのほか違っていて驚かされる。

 最大の違いは、Echo Show 5は全画面に時計を表示するインタフェースを備えていることだ。画面サイズが5.5型とコンパクトで場所を取らないことと合わせて、枕元に目覚まし時計ライクに設置するのにはぴったりだ。画面を軽くたたくことでアラームをスヌーズできる機能も目覚まし時計風で面白い。

 一方、スピーカーの出力などは、パッシブラジエーターを内蔵するEcho Showに明らかに分があり、音楽や動画を楽しむのであれば(画面サイズの違いも含め)Echo Showを選ぶべきだろう。

 ちなみにEcho Show 5とEcho Showは、アスペクト比自体が異なることに注意したい。Echo Show 5は960×480ピクセルなので比率は「2:1」、Echo Showは1280×800ピクセルなので比率は「8:5」と、Echo Show 5の方が横長だ。そのためPrimeビデオで映画などを表示すると、Echo Showは上下に黒帯ができるのに対して、Echo Show 5は左右に黒帯ができる。

Echo Show(右)とEcho Show 5(左)。Echo ShowはEcho Show 5の大画面モデルといった外観だ
背面の比較。デザインは似ているようでいて、曲面の処理などが全く異なることが分かる
正面で見比べたところ。5.5型と10.1型ということで、画面サイズの差は歴然だ
側面を比較すると、奥行きは意外に大差がないことが分かる

Echo Spotと比べた場合

 Echo Show 5の登場に合わせて、Webの一覧ページから姿を消した円形ディスプレイ搭載モデル「Echo Spot」は、長らく人気製品だっただけに、利用者にとっては、Echo Show 5に買い換える必要があるかどうかは気になるところだ。結論から言ってしまうと、製品としての完成度、使い勝手など、あらゆる点でEcho Show 5の方が上で、買い換える価値は非常に高い。

 最大の理由は、何といってもディスプレイの実用性だ。円形のディスプレイは、見た目のユニークさはあるものの、不自然に画面の四隅が切り取られることから、実用性は決して高くなかった。丸い形状であることをうまく生かしたスキルというのは、探せばあるのかもしれないが、筆者はお目にかかったことがない。あってもごく少数だろう。

 その点、Echo Show 5は、アスペクト比2:1、5.5型のディスプレイを備えており、Echo Spotと比較すると、およそ2倍以上の情報を表示できる。またボディーも、ちょっと力を入れてタッチすると後ずさりしかねなかったEcho Spotに比べると安定感は高い。ちなみに高さもほぼ同等であるため、幅さえ確保できれば置き場所に困ることもない。

 それゆえ、サブの端末として残したり、カメラの映像を表示するためのインタフェースとして残したりするのであればともかく、メインの端末として使うならばEcho Show 5への入れ替えを考えるべきで、ましてや新規に購入するならば、Echo Show 5一択ということになるだろう。

Echo Show 5(左)とEcho Spot(右)。独特の球形ボディーが特徴だ
背面を見たところ。幅を取らないのはEcho Spotの利点だ
正面の比較。画面サイズは実質的に2倍近い差がある
側面。奥行きはそれほど差がない
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