続々と増え続けるAmazon Echoファミリーの選び方:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

» 2019年06月10日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

 2017年秋に国内でリリースが相次いで以降、最近は話題も一段落した感のあるスマートスピーカーだが、こういった新しいデバイスを積極的に試す層には一通り行き渡り、現在はそこから先の層に広がるか否かの段階にあるというのが、おそらく正しい見方だろう。

 Amazon EchoとGoogle Homeという、シェアを二分する両陣営のアプローチも大きく異なっている。Google Homeは、日本でも正式に発表された画面付きモデル「Google Nest Hub」を加えてもまだ3製品と数は少なく、それゆえ製品選びで迷うことはあまりない。

 一方のEchoは、新モデルを続々投入しており、「Echo」の名を冠する製品だけならば、その数はいまや2ケタに達しようとしている。すでにEchoを利用中のユーザーでも、機種ごとの違いを正確に説明できる人は少ないだろう。

Amazon Echo 続々と広がるEchoファミリー。大きさや形状もさまざまだ

 今回は、現時点でのEchoファミリーにおけるおおよそのラインアップと位置付けを、バイヤーズガイド的な視点で紹介する。製品ページや各種レビューを読んでも各製品のポジションがいまひとつ分からない方の参考になれば幸いだ。

 なお、新製品であるディスプレイ搭載の小型モデル「Echo Show 5」については、本稿執筆時点では実機による検証が行えていないため割愛している。ご了承いただきたい。

【Amazon Echoファミリーの特集記事】
・続々と増え続けるAmazon Echoファミリーの選び方 ※本記事
・Amazonのスマートスピーカー、最初に買うならどれ?
・画面付きスマートスピーカー「Echo Show」を使って感じたメリットとデメリット
・「Echo Input」で手持ちのスピーカーをAmazon Echoに変身させた
・AmazonのFire HD 10をスマートディスプレイとして使う「Showモード」を試す
・Amazonの格安タブレット「Fire 7」でAlexaハンズフリーモードを試す
・画面付きスマートスピーカー「Echo Show 5」、じっくり使って分かったこと

スマートスピーカー「Echo」ファミリーは6製品

 「Echo」と名前が付く製品の中には、サブウーファーである「Echo Sub」や、既存のスピーカーにAlexaとのやり取りが可能な機能を追加する「Echo Link」「Echo Link Amp」なども存在するが、これらはあくまでもオプションで、単体でスマートスピーカーとして使えるわけではない。

 いわゆるスマートスピーカーに分類できるのは、スピーカー型の3製品、ディスプレイ付きモデル2製品と、スピーカー外付けタイプ1製品を合わせた、計6製品ということになる(2019年5月現在、価格は税込み)。まずはこの6製品のアウトラインを紹介しよう。なお、★の数は多いほど良好であることを示している。

Echo(1万1340円)

Amazon Echo スタンダードモデル「Echo」

音質のよさ  :★★★★★

設置のしやすさ:★★★★☆

リーズナブルさ:★★★★☆

 Echoは、名前からも分かるように、Echoファミリーのスタンダードモデルに相当する。筒状になったシングルスピーカーの形状が特徴で、それだけに音質に優れている。また聞き取り性能も高く、基本性能の高さは折り紙付きと言っていい。後述のEcho Plusに比べるとボディーもスリムだ。

 一方、発売が2017年秋と、Echo PlusおよびEcho Dotに比べて約1年古く、近い将来にモデルチェンジが行われても不思議ではない。性能については世代が古くなっても遜色なく使えるはずだが、これから入手するのであれば、セールなどで安くなっていることが条件となるだろう。

Echo Plus(1万7980円)

Amazon Echo 単体で対応する家電のコントロールも可能な「Echo Plus」

音質のよさ  :★★★★★

設置のしやすさ:★★★☆☆

リーズナブルさ:★★☆☆☆

 Echo Plusは、Echoをベースに、Philipsのスマート照明「Hue」などを操作できるスマートホームハブ機能を追加した製品だ。名前の通り、Echoにプラスアルファの機能を加えたモデルであり、さらに現行の第2世代モデルは内蔵の温度センサーにより、室温を教えてくれる機能も備える。

 注意したいのは、本製品に搭載されている家電製品のリモコンは、ZigBeeという規格に則ったもので、市販の家電製品に多く用いられている赤外線リモコン機能を使っての家電操作には対応しないことだ。既存の家電製品を操作するのが主目的ならば、市販のスマートリモコンと組み合わせた方が汎用性は高く、それゆえこのEcho Plusを無理に選ぶ必要はない。

 こうしたことから、本製品のターゲットとなるのは、せっかく買うのであればハイエンドな製品を入手しておきたい人や、前述の温度センサーに価値を見いだせる人、および音質重視の人ということになる。ちなみにEchoや後述のEcho Dotと異なり、セールで安くなる機会はあまりないようだ。

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