Amazonから、また新しいEcho端末が登場します。ディスプレイ付きスマートスピーカー(Googleが言うところの「スマートディスプレイ」)としては4モデル目になる「Amazon Echo Show 5」です。日本でも6月に発売予定で、現在予約受付中。価格は税込み9980円です。
これまでディスプレイ付きのEchoは3モデルが出ていました。2017年5月発表で7型の「Echo Show」(日本未発売、販売終了)、2017年9月発表で2.5型円形ディスプレイの「Echo Spot」(日本では2018年6月発売)、そして2018年9月発表で日本でも同時発売された10型の「Echo Show 第2世代」です。
上の画像だとサイズの比較はできませんが、Echo Show 5とEcho Spotはどうも目的用途が重なりそうです。いずれも「ベッドサイドに置いて、目覚まし時計としても使ってね」というコンセプト。横長のディスプレイが付いたEcho Show 5のたたずまいは、懐かしのパタパタ時計(フリップ式時計)にちょっと似てもいます。
Echo Show 5の方が画面が大きい(Show 5は5.5型、Spotは2.5型)のに価格は5000円も安い。Echo Spotのユーザーとしては寂しいですが、これはSpotくん販売終了の予感です。今のところまだ販売していますが、ラインアップを紹介するコーナーからは消えています。
うちではずっとEcho Spotを時計として食卓に置いています。ディスプレイ付きスマートスピーカーとして大活躍しているかといえば……、Alexaの履歴を見ると、ほとんど天気予報を聞いているだけのようです。
後は、夫とテレビを見ているときなどに、俳優や声優が他にどんなドラマ(アニメ)に出ていたかや、「○○(俳優の名前)の妻は誰?」とか、くだらないけど気になることを聞いています。いずれも画像で答えが見たい質問ではあります。
Echo Spotはかわいいけど、やっぱり画面が円形でよかったと思うことはあまりないので、代わりにEcho Show 5を食卓に置くことになりそうです。背の高さはEcho Show 5の方が低いので、視界の邪魔にはならなそうだし。
Amazonとしては、Echo Show 5を食卓よりもベッドサイドに置いてほしいようで、目覚ましが鳴る15分前から徐々にディスプレイが明るくなる「お目覚めライト」機能が付いています。
でも、これはGoogleの「Pixel 3」と「Pixel Stand」で使える「めざましディスプレイ」のまねっこです。私はPixel 3のめざましディスプレイを使っているので、ベッドサイドに置く時計はPixel 3で間に合ってます。
Echo Show 5のディスプレイは5.5型で解像度は960×480ピクセル。アスペクト比は例えば「Xperia XZ3」と同じ18:9ということです(つまり2:1)。解像度はかなり低いのですが、スマホのように目を近づけて見るものではないので、それほど気にならないと思います。
Amazonプライム・ビデオで視聴できる「ゲーム・オブ・スローンズ」をこれで全部見るのはつらそうですが、ちょっとニュース番組を見るくらいなら十分そうです。
なお、ディスプレイの形がEcho Show(10型)ともEcho Spotとも違うので、スキルの開発者は新しいAPL(Alexa Presentation Language)に合わせてスキルをアップデートし、2:1画面に対応しなくちゃならないようです。対応してくれて、例えば俳優の説明でテキストと画像が横並びに表示されると見やすそう。Echo Spotの円形ディスプレイは、画像とテキストを同時表示するには狭いので。
そうそう、Echo Spotにはカメラを物理的にオフにするスイッチはないので、上の画像のように何となくカメラに目隠しシールを貼っていますが、Echo Show 5はShowと同じくカメラとマイクをオフにする物理スイッチがあるのもいいです。
というわけで、多分ポチります。Spotくんの身の処し方を考えなければ……。
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