音質のよさ :(評価なし)
設置のしやすさ:★★★★★
リーズナブルさ:★★★★★
Echo Inputは、スピーカー機能を持たない、いわばEchoの心臓部だけを独立させた製品で、市販のスピーカーを接続して使用する。余っているスピーカーを有効活用したい場合や、スピーカーにこだわりがあってEchoの内蔵スピーカーでは満足できない場合に候補となる製品だ。有線スピーカーの他、Bluetoothスピーカーにも対応する。
価格も2980円と安く、手軽にEchoの各機能を試せるが、スピーカー部分が切り離されていることから、例えば音が出ないなどのトラブルが起こった時は、自力で原因を特定し、解決する必要がある。そうしたトラブルシューティングに自信がなければ、Echo Dotなど、価格が近いスピーカー内蔵モデルを選んだ方が安全だろう。
これ以外の候補としては、複数のメーカーが販売しているEcho互換機が挙げられるが、呼びかけに使う名前、いわゆるウェイクワードが「Alexa」に固定されていて変更できないなど、何らかの機能制限があることが多い。製品のライフサイクルも不透明で、個人的にはあまり積極的にお勧めしない。
一方、Amazonのタブレット「Fire」シリーズのFire HD 10はShowモードと呼ばれる、Fireを画面つきスマートスピーカーとして使うためのモードが用意されている。元がタブレットということでマイクの感度はスマートスピーカーには劣るが、こちらはEchoとほぼ同じ機能が使え、また価格もリーズナブルなので、使い方によっては候補に入れてもよいだろう。
次回は、これらをひっくるめたEchoファミリーの中から、最初に選ぶべき1台はどれかを、条件別にチェックしていく。
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