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» 2019年06月12日 12時00分 公開

山口真弘のスマートスピーカー暮らし:Amazonのスマートスピーカー、最初に買うならどれ? (1/3)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はAmazon Echoシリーズを購入する場合、初めての1台としてどれを選ぶべきなのかを、さまざま切り口で見ていく。

[山口真弘,ITmedia]

 前回はAmazon Echoファミリーの各製品を紹介したが、Echoファミリーは種類も多いだけに、それらの中からどれを最初の1台として購入するかは、なかなか悩ましい問題だ。発売予定のものも含めて3種類しかなく、画面の有無とサイズ違いという簡潔な条件だけで選べるGoogle Homeとは訳が違う。

 まず1つどれかを使ってみて、それをとっかかりに買い替えや追加を考えるにしても、あまりにもニーズとかけ離れた製品を購入してしまうと、その後の処遇に困ることになりかねない。今回はそうした観点から、いくつかのケース別に、最初の1台に適したEchoデバイスの選び方を、筆者の独断と偏見にて紹介しよう。

Amazon Echo Amazon Echoファミリーの各製品。これ以外にも、Showモードを有効にしたFireタブレットを利用する方法もある

ケース1:部屋の広さから考える

 部屋の広さは、スマートスピーカーを選ぶ際に重要なファクターとなる。より正確に言うと「スマートスピーカーと話者の距離」と言った方がいいかもしれない。

 というのも、マイクとの距離がありすぎるせいで、呼びかけても聞き取ってもらえないという事態はよくある話だからだ。Echoファミリー各製品のマイク感度はどれもそこそこ高いが、小さな声で呼びかけるとなると、3mくらいを境に、明らかに聞き取りの精度に差が出てくる。

 そのため、広い部屋、具体的には10畳を超える広さで、離れたところから呼びかけることが多いようであれば、Echo Dotなどは避け、聞き取り性能の高いEcho PlusやEchoをチョイスした方がよいだろう。

 また同じ理由で、Fireタブレット(Showモード)は、マイクの性能が低く、部屋が広いと使い物にならない。デスクの目の前に置いたり、ベッドで枕元に置いたりと半径1m程度の距離で使うのでなければ、避けた方がよいだろう。

Amazon Echo タブレットの「Fire HD 10」をShowモードに設定したところ。スマートディスプレイ「Echo Show」に似たAlexa端末として扱える

 もう1つ、ディスプレイ付きのモデルについては、画面に表示される情報を目で読み取ることになるため、あまり離れすぎると使いづらい。中でもEcho Spotは、情報を表示する画面が小さく、遠方から声を掛けて問題なく反応しても、画面に表示された情報は離れたところから見えづらい。

 こうしたモデルはその性格上、画面が見やすく手の届く場所、具体的にはデスクサイドかベッドサイドでの利用に限られるだろう。間もなく発売される新製品の「Echo Show 5」についても、5.5型という画面サイズからしておそらく同様だろう。

 一方、同じディスプレイ搭載モデルでも、10.1型のEcho Showになると、画面サイズが大きいため、そこそこ離れた距離であっても、情報が十分に視認できる。リビングの棚に設置して、ソファー越しに画面を見るといった使い方も可能だ。

Amazon Echo Echo Plus。新しいモデルだけあって聞き取り性能に優れ、機能も豊富だ
Amazon Echo Echo Show。画面サイズが10.1型と大きいため離れたところからも画面を視認しやすい
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