筆者(古田)は、取材や打ち合わせなどで出かけない限り、基本的には自宅のマイルームで仕事をしている。新型コロナウイルスの影響で最近は外出予定もないため、睡眠と運動、家族と過ごすとき以外、もっぱらここで仕事したり、リラックスしたりしている。たぶんこの部屋には、1日平均で12時間以上はいるだろう。
そんな生活をしているので、仕事道具の主役は自ずとメインマシンになる。モバイルノートPCとして「VAIO S13(VJS131C11N)」と、Mac環境の確認用として古めの「Mac mini(A1347/EMC 2840)」を持っているが、メインマシンと併行して起動することは滅多にない。
そのメインマシンは自作で、主なスペックは下記の通りとなる。
メインマシンの主なスペック | |
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CPU | AMD Ryzen 7 1700(8コア16スレッド、3.0GHz〜3.7GHz) |
メモリ | DDR4-2400 8GB×4 |
GPU | GeForce GTX 1060/6GB(MSI「GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC」) |
SSD | 256GB M.2 PCIe x4(プレクスター「M8Pe(G)」) |
256GB 2.5インチSATA(Crucial「MX500」) | |
HDD | 3TB 3.5インチSATA(Western Digital「WD Green WD30EZRX-1TBP」) |
2TB 3.5インチSATA(Western Digital「WD Green WD20EZRX」) | |
マザーボード | ASRock「AB350M PRO4」 |
電源 | 定格650W(Corsair「RM650x」) |
ケース | microATXタワー(Corsair「88R」) |
OS | Windows 10 Pro 64bit |
PCでゲームもやらないし、デジタルカメラで撮影したRAW現像や本格的なフォトレタッチ、動画編集なども行わない。ネットを見たり文章を書いたり、Excelを開くのが主な用途なので、必要最低限のラインはかなり低スペックなPCでも事足りる。8コアのRyzen 7を導入しているのは、前の環境が壊れたときに「なんとなくコア数の多いパーツに強化したかった」からに過ぎない。
筆者にとって重要な項目を挙げると、第1に4系統以上の映像出力環境、第2に大量のWebページやファイルを表示しておけるメモリの容量、第3に高速なブート環境を維持するのに必要な起動用のM.2 SSDとキャッシュ用SATA SSD、第4にBitLockerでドライブが暗号化できるWindows 10 Proの採用、第5にキーボードやマウスなどの入力環境・・・・・・となる。
低スペックでも事足りるといいつつ、随所にこだわりが出てしまうため、筆者には自作PCが合っていると思う。マザーボードの出力端子やドライブの構成が好きに選べ、メモなどが貼りやすいシンプルな右側面を持つケースが使えるなど、とにかく自由度が高い。
とまあ、細かいところを語り出すと切りがないので、第1の理由に絞って記事を進めたい。つまり、「4系統以上の映像出力環境がいかに自宅のPC環境を豊かにするか」についてだ。
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