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マシンスペックよりも4画面が大事――ライター古田雄介氏の場合シリーズ「私とテレワーク」(1/3 ページ)

» 2020年05月14日 12時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 筆者(古田)は、取材や打ち合わせなどで出かけない限り、基本的には自宅のマイルームで仕事をしている。新型コロナウイルスの影響で最近は外出予定もないため、睡眠と運動、家族と過ごすとき以外、もっぱらここで仕事したり、リラックスしたりしている。たぶんこの部屋には、1日平均で12時間以上はいるだろう。

自宅でテレワーク 筆者の仕事場となる机回り
自宅でテレワーク 椅子の正面に4つの“壁”(液晶ディスプレイ)が並ぶ

なんとなくRyzen 7。でも譲れないのは4系統以上の画面出力

 そんな生活をしているので、仕事道具の主役は自ずとメインマシンになる。モバイルノートPCとして「VAIO S13(VJS131C11N)」と、Mac環境の確認用として古めの「Mac mini(A1347/EMC 2840)」を持っているが、メインマシンと併行して起動することは滅多にない。

 そのメインマシンは自作で、主なスペックは下記の通りとなる。

メインマシンの主なスペック
CPU AMD Ryzen 7 1700(8コア16スレッド、3.0GHz〜3.7GHz)
メモリ DDR4-2400 8GB×4
GPU GeForce GTX 1060/6GB(MSI「GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC」)
SSD 256GB M.2 PCIe x4(プレクスター「M8Pe(G)」)
256GB 2.5インチSATA(Crucial「MX500」)
HDD 3TB 3.5インチSATA(Western Digital「WD Green WD30EZRX-1TBP」)
2TB 3.5インチSATA(Western Digital「WD Green WD20EZRX」)
マザーボード ASRock「AB350M PRO4」
電源 定格650W(Corsair「RM650x」)
ケース microATXタワー(Corsair「88R」)
OS Windows 10 Pro 64bit
自宅でテレワーク メインPCのケース内部。左側面のパネルは常時外して使っている

 PCでゲームもやらないし、デジタルカメラで撮影したRAW現像や本格的なフォトレタッチ、動画編集なども行わない。ネットを見たり文章を書いたり、Excelを開くのが主な用途なので、必要最低限のラインはかなり低スペックなPCでも事足りる。8コアのRyzen 7を導入しているのは、前の環境が壊れたときに「なんとなくコア数の多いパーツに強化したかった」からに過ぎない。

 筆者にとって重要な項目を挙げると、第1に4系統以上の映像出力環境、第2に大量のWebページやファイルを表示しておけるメモリの容量、第3に高速なブート環境を維持するのに必要な起動用のM.2 SSDとキャッシュ用SATA SSD、第4にBitLockerでドライブが暗号化できるWindows 10 Proの採用、第5にキーボードやマウスなどの入力環境・・・・・・となる。

 低スペックでも事足りるといいつつ、随所にこだわりが出てしまうため、筆者には自作PCが合っていると思う。マザーボードの出力端子やドライブの構成が好きに選べ、メモなどが貼りやすいシンプルな右側面を持つケースが使えるなど、とにかく自由度が高い。

 とまあ、細かいところを語り出すと切りがないので、第1の理由に絞って記事を進めたい。つまり、「4系統以上の映像出力環境がいかに自宅のPC環境を豊かにするか」についてだ。

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