第10世代Core×Quadro RTX 4000のパワーはいかに? マウスのクリエイター向けPCを試す:Intelの10コア20スレッドCore i9+Z490(1/4 ページ)

» 2020年05月21日 11時11分 公開
[マルオマサト,ITmedia]

 Intelから、デスクトップPC向けの第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake-S)が発表された。前世代からさらに性能が底上げされており、そのパフォーマンスに注目が集まっている。

 マウスコンピューターからも、第10世代Coreプロセッサ搭載PCが登場しているが、今回はクリエイター向けブランド「DAIV」シリーズの新製品「DAIV Z7-QR4(カスタマイズモデル試作機)」を入手できた。

 CPUには第10世代Coreプロセッサの最上位であるCore i9-10900K、グラフィックス機能にNVIDIA Quadro RTX 4000を搭載するプロフェッショナル向けの豪華仕様となっている。早速、性能を中心にレビューしよう。

DAIV Z7-QR4 マウスコンピューターの「DAIV Z7-QR4」は、Intel最新の第10世代CoreプロセッサとNVIDIA Quadro RTX 4000を搭載したクリエイター向けPCだ
DAIV Z7-QR4 DAIV Z7-QR4(評価機と標準構成)のスペック(価格は原稿執筆時のもの)

10コア20スレッドの第10世代Coreプロセッサ最速モデルを搭載

 モバイル向けが先行して投入されていたIntelの第10世代Coreプロセッサだが、2020年4月末に、デスクトップPC向け(開発コード名:Comet Lake-S)が発表された。

 先代からコアがさらに増え、最大10コア20スレッド仕様となるなどマルチスレッド性能が強化されるとともに、Turbo Boost Max Technology 3.0の導入により、シングルコア性能も同時に高めている。

 CPUの種類はBTOで選ぶことができるが、今回の評価機が搭載するCore i9-10900Kは、第10世代Coreプロセッサ最速の最上位モデルだ。10コア20スレッドで、周波数は標準3.7GHz、Turbo Boost Max Technology 3.0により最大では5.3GHzで動作するパワフルな仕様となっている。

DAIV Z7-QR4 評価機は、第10世代Coreプロセッサ最速のCore i9-10900Kを搭載。10コア20スレッド、最大5.3GHzのパワフルなCPUだ
DAIV Z7-QR4 HWiNFOの詳細画面では、PL1は125W、L2は250Wと表示されている。10コアすべてに高負荷がかかる際の最高周波数は4.9GHzだ
DAIV Z7-QR4 CPU-Zではレビュー時点では正確な情報が取得できず、エンブレムや最大周波数が異なっている

プロユースのNVIDIA Quadro RTX 4000を採用

 グラフィックスカードに、NVIDIA Quadro RTX 4000を採用しているのも大きな特徴だ。コンシューマー向けのGeForceシリーズに対し、Quadroシリーズはプロフェッショナルグラフィックス向けとなる。

 製造段階からより高度な品質管理が行われている他、パフォーマンスが(プロツールでの活用例が多い)Open GLに最適化されていること、プロツールでの動作検証/最適化を行うことにより、GPUレベルで多数のISV認証(ソフトウェアベンダーによる互換性、描画の再現性の認証)を獲得しているなどの点でアドバンテージがある。

 業務用の3DCGツールやCADツールなどでは、描画パフォーマンスだけでなく、描画の正確な再現性、安定性といった要素も重要であるため、Quadroの利用が必須とされていることも少なくない。そうしたプロの制作現場にも対応できる描画性能を備えている。

DAIV Z7-QR4 プロフェッショナル向けのNVIDIA Quadro RTX 4000搭載グラフィックスカードを搭載している
DAIV Z7-QR4 NVIDIA Quadro RTX 4000のハードウェアスペックは、GeForce RTX 2070相当だ。RTXシリーズならではのハードウェアリアルタイムレイトレーシング、AIを活用した高画質化機能などが利用できる

安定運用を支える水冷システムを導入

 この第10世代Coreプロセッサの内、特に最上位のCore i9-10900KはパワーがあるだけにTDPは125Wと高い。性能をフルに発揮させるにはしっかりと冷却をする必要があるため、評価機では水冷CPUクーラーを導入し、強力な冷却性能と静音製の両立を図っている。

 ボディーの内部を見ると、水冷クーラーのラジエーターの12cmファンに加え、グラフィックスカードの横にも12cmファンを内蔵しており、冷却にはしっかりと配慮していることが分かる。

DAIV Z7-QR4 水冷CPUクーラーを導入することで、第10世代Coreプロセッサの高い性能を引き出しつつ、強力な冷却性能と静音性の両立を図っている

 次に新チップセットを採用したマザーボードをチェックしよう。

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