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» 2020年04月02日 16時01分 公開

Intelがハイエンドモバイル向け「第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake-H)」を発表 最大5.3GHz稼働

Intelが、第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake)のハイエンドモバイルPC向けモデルをリリースした。最大5GHz超の稼働クロックを達成したものも複数ある。【追記】

[井上翔,ITmedia]

 Intelは4月2日(米国太平洋夏時間)、ハイエンドモバイルPC向けの「第10世代Coreプロセッサ」(開発コード名:Comet Lake)を発表した。最大稼働クロック(周波数)が5GHz超のモデルが複数存在することが特徴で、100を超える搭載PCが今後市場でリリースされる予定だ。

【追記:4月3日17時】内蔵GPUに関して追記を実施しました

今回発表されたものの概要 今回発表された第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake-H)の主な特徴

Comet Lake-Hの特徴

 IntelのモバイルCPUには、超省電力の「Yプロセッサ」、省電力の「Uプロセッサ」とハイエンド(ゲーミングとクリエイター用途)向けの「Hプロセッサ」の3ラインが用意されている。

 今回発表されたプロセッサ群は、「Comet Lake」という開発コード名を持つHプロセッサ(Comet Lake-H)で、モバイルCPUとしては初めて「Turbo Boost Max Technology 3.0」に対応している。

 メインメモリは「DDR4-2933(PC4-23400)」規格のものを最大2系統(デュアルチャネル)、128GBまで搭載できる。PCI Expressのレーン数は最大40で、外部GPUを始めとする広い通信帯域を必要とするデバイスを接続してもパフォーマンスを維持できるという。

 Comet Lake-Hのラインアップは以下の通り。全てTDP(熱設計電力)は45Wで、型番に「K」が付くものは、アンロック(≒オーバークロック稼働)に対応している。また、リリース内容に内蔵GPUに関する説明はないが、全てのモデルが「Intel UHD Graphics」を内蔵している。

  • Core i5-10300H(2.5G〜4.5GHz、4コア8スレッド、8MBキャッシュ)
  • Core i5-10400H(2.6G〜4.6GHz、4コア8スレッド、8MBキャッシュ)
  • Core i7-10750H(2.6G〜5GHz、6コア12スレッド、12MBキャッシュ)
  • Core i7-10850H(2.7G〜5.1GHz、6コア12スレッド、12MBキャッシュ)(※)
  • Core i7-10875H(2.3〜5.1GHz、8コア16スレッド、16MBキャッシュ)
  • Core i9-10980HK(2.4〜5.3GHz、8コア16スレッド、16MBキャッシュ)

(※)一部アンロック対応(Turbo Boostの動作倍率のみ変更可)

Comet Lake-H Comet Lake-Hのラインアップ

 最上位に相当するCore i9-10980HKは「デスクトップ級のパフォーマンスを持ち運べる」とうたっており、約3年前の「Core i7-7820HK」(2.9G〜3.9GHz、4コア8スレッド)搭載マシンと比べた際に、主要なゲームにおけるフレームレートを最大54%、全体パフォーマンスを最大44%、4K(3840×2160ピクセル)ビデオのレンダリングとエクスポートを最大2倍速で行えるという(いずれもIntelの自社調べ)。

Core i9-10980HK Core i9-10980HKは3年前のHプロセッサの最上位(Core i7-7820HK)よりもハイパフォーマンスであることをアピール

 Hプロセッサの登場により、Comet Lakeベースのモバイル向け第10世代Coreプロセッサはフルラインアップとなった。

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