先週、単体のHDDとして最大容量となる18TBモデル「WD Gold WD181KRYZ」がWestern Digitalから売り出された。価格は7万6000円前後(税込み、以下同)だ。HDDの最大容量が更新されるのは、2019年6月末にSeagateから16TBモデル「Exos X16 ST16000NM001G」が登場して以来1年ぶりとなる。
同時に、16TBモデル「WD Gold WD161KRYZ」も6万7000円前後で出回っている。
WD Goldシリーズはエンタープライズ向けのSATA HDDで、これまで1TB〜14TBのラインアップが提供されてきた。新たに大容量モデルを2つ追加した格好だ。2モデルとも回転数は7200rpmで、キャッシュサイズは512MB、MTBF(平均故障間隔)は最大250万時間となる。
初回入荷分について、週末を待たず売り切れたというオリオスペックは「意外と個人の方もNAS用に買っていかれますね。2台で36TB。なかなか豪気です」と語る。他店でも法人/個人問わず興味を持つ人が多い様子だ。
用途を限らずHDD全体の売れ筋容量を聞いて回ったところ、現在、データ用は4TBが主流となっているという。NAS用で大容量志向のユーザーには8〜10TBがよく売れており、それ以上は容量単価から16TBタイプに人気が集まっているそうだ。「2の乗数や10の倍数など、切りのいい容量を好むところもあるかもしれませんね」(オリオスペック)
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