いずれにせよ、投入時期がかなり間近に迫っているというのは間違いない。米Microsoftのコミュニケーション担当リードのフランク・ショー氏が7月10日にWork From Home的な写真をTwitter上で投稿し、その中にSurface DuoとSurface Penが映り込んでいることが話題になった。明らかにわざとなのだが、少なくともステルスではないマーケティングを展開する程度にはデバイスが用意され、開発者にアピールする機会が増えているのだろう。
デバイス単体としても興味深いが、これが面白いのは「2画面デバイス」で手軽に実験できる手段が開発者に早い段階で提供されることだ。現状で2画面ディスプレイ用アプリケーションを開発するための「Surface Duo SDK Preview Release」と「Surface Duo Emulator」の他、Windows 10Xの開発キットとしてSDKとエミュレーターが提供されているが、実際に稼働をテストできる物理デバイスはない。
AndroidとWindowsという違いこそあるものの、アプリケーションやアイデアの挙動をテストするにはSurface Duoは適したデバイスだと思われ、これが早期に市場投入されるのは2021年の投入が見込まれるSurface Neoならびにサードパーティー製のWindows 10X搭載デバイス(2画面デバイス)の利用促進や、環境整備にプラス材料になるのではないだろうか。
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