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» 2020年07月27日 14時20分 公開

シャープがスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」を8月3日開始 AIoTを活用して業務効率化支援

シャープがAIとIoT(AIoT)を活用したスマートオフィスサービスを開始する。最初は同社の複合機とNASに付帯する形で販売を開始し、付帯できる製品を順次拡大していく。

[井上翔,ITmedia]

 シャープは8月3日から、スマートオフィスサービス「COCORO OFFICE(ココロオフィス)」を提供する。同社の「AIoTプラットフォーム」を活用し、テレワークや業務効率化を支援する機器やサービスを一括で提供できることが特徴で、同社や販売代理店を通して販売される。同サービスに対応する機器は、複合機とNASを皮切りに各種取りそろえられる予定だ。

COCORO OFFICE

サービスの概要

 COCORO OFFICEは、対応機器の導入と同時に契約することで利用できる。

 サービスを契約すると、企業とユーザーに「COCORO OFFICE ID」のライセンスが与えられる。現時点では、対応機器を1台導入すると企業IDが1つ、ユーザーIDが5つ付与される。このライセンスの有効期限は5年間だ。

 ユーザーIDを追加するための有償ライセンスの販売は、9月から開始する予定となっている。有償ライセンスは複合機用の「パターンA」とNAS用の「パターンB」が用意されており、パターンAでは受けられるサービスに一部制限がある。両パターン共に1つ購入するとユーザーIDを5つ追加可能で、料金はオープン設定となっている。

ライセンス 当初のライセンス体系。対応機器によって付帯するサービスが一部異なる

 IDを付与されたユーザーは、ユーザー向けのポータルアプリ(Windows/Android/iOS)から機器やサービスを一元管理できる。このIDはユーザー間のコミュニケーションサービスにも利用可能だ。

 機器やサービスにトラブルが発生した場合は、ポータルアプリ経由で問い合わせると、シャープが設置する「COCORO OFFICEサポートセンター」が一括して対応する。そのため、企業の情報システム(IT)部門が人手不足でも、トラブルへの対応が迅速になるという。

 サービスのライセンス料金は、機器などの利用(リース)料金と一括して支払う。そのため、経理(支払い管理)部門の負荷も軽減できるという。

COCORO OFFICE ID COCORO OFFICE IDの概要
サポート 利用中の機器やサービスに関する問い合わせは「COCORO OFFICEサポートセンター」が一括して受け付ける
ポータル COCORO OFFICEのポータルアプリ(Windows版)のイメージ

付帯するサービス

 COCORO OFFICEを契約すると、以下のサービスが自動的に付帯する。

  • TeleOffice(Web会議/資料共有システム)
  • LINC Biz(ビジネスチャットシステム)
  • ネットワークプリント(コンビニエンスストアにおけるプリントサービス)
  • オンサイト保守サービス
  • チャットボットによるヘルプサービス(2020年秋から)
  • 利用状況レポート(2020年秋から)
  • Sharpdesk Mobile(複合機とスマホ/タブレットの連携アプリ)(※1)
  • データ復旧安心サービス(※2)
  • F-Secure PSB(エンドポイントセキュリティ)(※3)
  • PC遠隔サポート(※3)

(※1)複合機のみ付帯
(※2)NASのみ付帯
(※3)NASは標準付帯。複合機は有償オプションとして利用可能

 また、以下のサービスを有償オプションとして利用できる。

  • Active! Gate SS(メール誤送信対策)
  • dynaCloud勤怠 powered by KING OF TIME(勤怠管理サービス)
  • クラウド型ワークフローサービス
サービス COCORO OFFICEに付帯するサービスと有償で追加できるサービス

対応機器

 COCORO OFFICE対応機器として8月3日に発売されるのは、複合機が1機種と、NASが2機種。スマホ、PC、タブレット、電子黒板、空気清浄機など、シャープと関連会社が販売しているその他の機器も順次、対応機器として順次登場する予定だ。

ハードウェア COCORO OFFICE対応機器は、順次拡大する予定だという

複合機

 COCORO OFFICE対応フルカラー複合機「BP-30C25」は、上位機種並みのネットワーク機能を備えつつも、印刷性能をエントリー機並みとしたことで導入費用を抑制したモデルだ。価格はオープン設定となっている。

 BP-30C25は、後述するNASと組み合わせることで受信したFAXのデータを自動仕分けし、スマホに受信を通知する機能に対応している。受信したFAXはアプリ上から確認できるので、テレワーク中でもFAXを見逃さずに済むという。

 2020年秋には、受信したFAXの社外への通知と確認を複合機単体で行う機能や、受信したFAXに対して社外から返信する機能が実装される予定だ。

複合機 BP-30C25の概要

NAS

 COCORO OFFICE対応NASは、4TB(1TB×4)の「BP-X1ST04」と、8TB(2TB×4)の「BP-X1ST08」の2モデルを用意する。いずれも価格はオープン設定だ。

 シャープが独自開発した「高速全文ファイル検索機能」を搭載しており、NASに格納したファイルを同社のAI(人工知能)が自動的に分類することでファイル検索を高速化しているという。COCORO OFFICEを介して、外部からNAS内のファイルを検索/取得する機能も備えている。

 LANポートは10GBASE-T対応のものを1つ、1000BASE-T対応のものを2つ(計3基)を搭載している。

NAS BP-X1ST04とBP-X1ST08の概要

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