PT-P910BTは、3.5〜36mm幅のラベル作成に対応している。ラベルテープのカセットは「TZe規格」に準拠したものを利用できる。本体には、サンプル品として「36mm幅 ラミネート クラフト地/黒文字2m巻」と「24mm幅 ラミネート つや消し白地/黒文字4m巻」の2本のテープが付属する。
Windows/macOS用のラベル編集・印刷アプリ「P-touch Editor」は、非常に多機能で、テンプレートも充実している。Windows版では、編集機能をボタン表示する「Professionalモード」も用意されている。
画面の一部をキャプチャしてラベルに取り込む「画面スナップ」や、WindowsやmacOSにインストール済みのフォントを使ったラベル作成もできる。Unicode準拠のフォントにも対応しているので、他言語ラベルも簡単に作れる。
凝ったラベルを、腰を据えて作りたいという場合は、Windows PCやMacを使うと便利だ。
一方、スマホ/タブレット用アプリであるP-touch Design&Print 2も、テンプレートが充実している。
パーソナルユースはもちろんだが、ビジネスで使えるものもある。スマホやタブレットならではのテンプレートとして、撮影した画像をQRコードを介して共有できる「シェアラベル」も用意されている。PT-P910BTと組み合わせて使う場合は、36mm幅のラベルテープを生かせる「表示ラベル」テンプレートも利用できる。
もちろん、自分でアレンジするオリジナルラベルの作成も可能だ。テキスト入力が面倒な場合には印刷されたテキスト(文字列)をOCRで認識して自動入力できる「テキストスキャン機能」を使えば良い。ただし、P-touch Editorと比べると、凝ったラベルを作ろうとすると少し大変なことも事実ではある、
テンプレートをうまく生かして気軽にラベルを作りたいなら、スマホやタブレットを使うといいだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.