VRを取り巻く状況を把握したところで、Oculus Quest 2の実機を見ていこう。
本体やコントローラーのデザインがほとんど変わっていないため、外箱のサイズは従来とほぼ同じだが、背面に日本発のタイトルが並ぶなどローカライズされた感じは強まった。
上が初代Quest、下が2の箱で、2の方がちょっとだけ横長だ。2のパッケージ裏側では「リトルウィッチアカデミアVR」や「HOMESTER VR」、「スペースチャンネル5 VR」といった日本発のコンテンツを紹介している本体の第一印象は、白くなっていい意味であか抜けた感じだ。初代Questの真っ黒で重厚なボディーは、ガジェットファン的にはグッとくるところがあるのだが、人によってはデザイン的に重たい印象を受けたかもしれない。
欲を言えば白だけでなくカラーバリエーションがあった方がベストなのだが、今は価格の安さでVRを体験できる人を増やす方が優先で、もう一歩先の未来で求められるという判断だろう。
また、製造コスト削減のためか、本体の材質も変わっている。初代ではゴーグルの上下/左右を布地が取り囲んでおり、ヘッドバンドはゴム製だったが、2では本体がプラスチックのままで、ヘッドバンドも布製に変わった。VRファン向けに言うならOculus Goに近い感覚で、誤解を恐れずに言うならハイエンドではなく量産機のような印象になった。
人類史上、一番いい状態でVR体験を得られるFacebookの「Oculus Quest 2」をプレイ!
HTC、アイトラッキングにも対応するエンタープライズ向けVR HMD「VIVE Pro Eye」など2製品
高性能VR HMD「VIVE COSMOS」が10月に発売 9月20日から予約販売を開始
HTC、高解像度表示に対応したVR HMD新モデル「VIVE Cosmos Elite」
テレワーク全盛の中で見るVR会議「桜花広場」の今――仮想空間を使うがHMD必須としない理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.