人類史上、一番いい状態でVR体験を得られるFacebookの「Oculus Quest 2」をプレイ!(1/5 ページ)

» 2020年09月17日 15時00分 公開
[広田稔ITmedia]

 Facebookが満を持して投入したスタンドアローン型のVRデバイス「Oculus Quest 2」だが、前回お届けした記事では従来モデルとの比較やセットアップなどを行った。今回は、実際の使用感をレポートする。

 結論から言えば、「普通に素晴らしい。後は使いたいアプリがあるかどうか」という話だ。

→・Facebookの“本気度”を感じた完成度の高い一体型VRゴーグル「Oculus Quest 2」を試す

Oculus Quest 2 Facebookの一体型VRゴーグル「Oculus Quest 2」。発売は10月14日の予定で、価格は64GBモデルで3万7100円、256GBモデルで4万9200円(いずれも税込み)となる
Oculus Quest 2 Oculus Quest 2の画面

 Oculusは「VR元年」前の2013年から開発者キット(Development Kit 1、DK1)を販売し、開発者とともにVRのハード、ソフト、サービス、そしてユーザー体験がどうあるべきか試行錯誤してノウハウを積み上げてきた。今では抜けてしまったOculusの初期メンバーが多いとはいえ、そういった知的資産が着実に生きている印象だ。

マウスや指の代わりにレーザーポインターで指示

 まずはOculus Quest 2の基本的な操作だが、スタンドアローンの一体型VRゴーグルというと、単体での動作が前提となっていて、例えばPCにおけるキーボードやマウス、スマートフォンにおけるタッチパネルといった、慣れた入力機器を使えない点が心配かもしれない。しかし、その辺は説明書を読まなくてもすぐに直感的に操作できる。

 ユーザーがまず覚えるのは、左右の手から出るレーザーポインターでメニューやボタンを指し、人差し指のトリガーを引いて決定するという操作だ。ポインターをボタンに合わせるとクリック音が鳴り、コントローラーが震えるフィードバックがあるので、「何か反応がありそう」ということが分かる。

 なお、アプリによっては視点でボタンを選んで注視で決定したり、誤入力を防ぐためにトリガーの長押しで選んだりというケースもある。

Oculus Quest 2 マウスカーソルの代わりになるレーザーポインター

 メニューをスクロールしたければ、アナログスティックを親指で動かせばいい。人差し指のトリガーを引いたまま上下に動かすという、ドラッグ&ドロップ的な操作でもスクロールを指示できる。

 文字入力では、キーボードがVR空間に表示されるので、ポインターをキーに合わせてポチポチ押していく。Questは2020年7月のアップデートでようやく日本語入力に対応したので、Webページやフレンドなどを検索しやすくなった。

Oculus Quest 2 検索欄を指定すると、キーボードが自動で開く。右下の地球儀マークで言語を変更可能だ

 ただ、やはりバーチャルのキーボードにポインターを当てて使うというのは、少し神経を使う作業だ。特にストアの「Oculus Store」でアプリを探す際には繰り返しキーボードを使うことになる。

 若干面倒に思えるものの、その辺はきちんと考えられていて、文字を打つたびにサジェストが表示される。また、アプリに関しては初期設定時にペアリングしたスマートフォンのOculusアプリで検索して、インストールまで指示できるようになっている。クレジットカードもスマホ側で設定可能だ。

 アプリを使っている最中、ホーム空間や別のアプリに切り替えたいときは、右のコントローラーにあるOculusボタンを親指で押せば、ユニバーサルメニューが開いて指示できる。いわばスマートフォンのホームボタンのような存在だ。さらにこのOculusボタンは長押しすることで、今見ているところを視界の中心としてリセットするのにも使う。

Oculus Quest 2Oculus Quest 2 スマホのOculusアプリからストアを閲覧し(画面=左)、興味があるものを購入して本体へのインストールまで指示できる(画面=右)。とても楽だ

 スクリーンショットには映っていないが、両手のコントローラーはきちんとトラッキングされており、リアルで動かすと同じ分だけバーチャル空間でも移動する。ユーザーの手を離れてもきちんと表示されているので、いったんコントローラーをテーブルに置いて、再度拾うというのもヘッドセットをつけたまま実行可能だ。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月20日 更新
  1. ビジネスシーンにもなじむチタンボディー! 本格ランウォッチ「Amazfit Cheetah 2 Pro」を日常使いしてみた (2026年08月19日)
  2. アイオー、レコーダーソフト「BDレコ」「DVDレコ」が他社製Blu-rayレコーダーからのダビングに対応 (2026年08月18日)
  3. Snapdragon X2 Elite搭載「Surface Laptop 13.8インチ」「Surface Pro 13インチ」は快適に使えるのか? パフォーマンスと互換性をチェックして分かったこと (2026年08月18日)
  4. 14万円のARグラス「ROG XREAL R1」を試す 最大240Hz表示の滑らかな大画面は魅力だが、8万円台のベース機とどちらを買うべきか (2026年08月18日)
  5. 白ボディーに赤いアクセントが映える「G TUNE DG-I7A70」の実力を検証 Radeon RX 9070搭載のミニタワーPC (2026年08月19日)
  6. Google「Pixel 11」は何が変わった? 前モデル「Pixel 10」からの進化ポイントをチェック (2026年08月20日)
  7. 壁から約15cmで100型のシアター環境! AWOL Visionの超短焦点4Kトリプルレーザープロジェクター「Aetherion」シリーズが日本上陸 Makuakeで先行予約開始 (2026年08月18日)
  8. モバイルディスプレイの“置き場所問題”はこれで解決! マグネットスタンドが優秀な「エスプレッソ ライト 15」を試す (2026年08月17日)
  9. グラボ高騰が止まらない! RTX 5090は100万円超えの可能性も、「組むなら8月中」の声 (2026年08月15日)
  10. エレコム、USB Type-C接続に対応したHDMI出力アダプター (2026年08月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー