人類史上、一番いい状態でVR体験を得られるFacebookの「Oculus Quest 2」をプレイ!(2/5 ページ)

» 2020年09月17日 15時00分 公開
[広田稔ITmedia]

指でも操作できるユニークな操作体系

 さて、Questを利用する際に、ユーザーが最初に見ることになるのがホーム空間だ。PCでいえばデスクトップ画面、スマホでいえばホーム画面に相当する。

 真正面に現れるウインドウは、左側にタブのように項目が並んでおり、選択すると中央に内容が現れる。右側には、フレンドやアチーブメントなどのアクティビティーが表示される。画面上部には検索欄や設定アイコンなどがまとまっている。

Oculus Quest 2 3段組のWebサイトのような構成で、最近遊んだアプリを手早く開いたり、今、オンラインになっているフレンドをサクッと探したりしたい用途にぴったりだ

 もう少し細かい操作をしたいときは、先ほども触れた右手のOculusボタンでユニバーサルメニューを開けばいい。中央下部にパネルが現れて、現在時刻やWi-Fiの接続状況、ヘッドマウントディスプレイ/コントローラーの電池残量などを確認できる。

Oculus Quest 2 ユニバーサルメニューでは、ユーザーのアイコンの右脇に「アプリ」「友達」「お知らせ」「シェア」「設定」といったボタンを用意。押すと上に中身が表示される仕組みだ(画像は「アプリ」を開いたところ)

 「アプリ」や「友達」、「設定」はそのままで、「お知らせ」はアップデートなどの履歴、「シェア」はスクリーンショットや録画の際に利用する。

Oculus Quest 2 シェアにはストリーミング機能も用意していて、スマホのOculusアプリで受けて、ユーザーが何を見ているかを外部に表示することが可能だ
Oculus Quest 2 アイコンを押せば、Oculus Venueなどで使うアバターの変更もできる

 ユニバーサルメニューからダウンロードなしに使えるアプリは、Webブラウザーとボイスチャットになる。Webブラウザーは、普通にWebページを閲覧する他、YouTubeの360度動画やWebVR対応のコンテンツは、平面ではなく空間に展開して体験できる。

 ボイスチャットは1対1だったりグループで通話できたりするのだが、筆者は1度も使ったことがない……(フレンド0人という訳ではなく、話をするならソーシャルVRアプリを使うので)。

 ちなみに、ホーム空間のデザインは設定から変えられる。Rift用のホーム空間では、家具を置くなどのカスタマイズが可能だったが、Questでは対応していない。

Oculus Quest 2 ブラウザーで体験できる中では、国立科学博物館を歩き回れる「おうちで体験! かはくVR」がお勧めだ。解像度の限界で説明パネルは一部読みにくいが、貴重な展示物を時間無制限で楽しめる
Oculus Quest 2 「設定」の「バーチャル環境」では、ホーム空間のデザインを変更できる
Oculus Quest 2 初代Questにはなかった日本旅館のような「夢幻館」も追加された
Oculus Quest 2 「設定」を開いてすぐの「クイックアクション」タブには、「ナイトディスプレイ」モードのボタンも用意。空間自体を温かみのある色に変えれば、目への負担が減るという

 手で操作したい場合は、Handアプリを一度立ち上げて設定すればいい。コントローラーを置くと手が認識されて、人差し指で差して項目を選び、親指と人差し指でつまんで決定といった操作を行えるようになる。ただし、全てのアプリが対応しているわけではない。

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