価格、パフォーマンス、消費電力の“三方良し” 「GeForce RTX 3070」徹底レビュー(2/4 ページ)

» 2020年10月27日 22時00分 公開
[松野将太ITmedia]

「GeForce RTX 3070」の性能をベンチマークテストで検証!

 ここからは、ベンチマークテストを通してGeForce RTX 3070の性能をチェックしていこう。

 RTX 30シリーズはPCI Express 4.0接続をサポートする。そのため、同規格を利用できるCPU「Ryzen 9 3900XT」(3.8G〜4.7GHz、12コア24スレッド)と「AMD X570チップセット」を搭載するマザーボードを用意してテストを実施した。

 今回のテストでは、比較対象としてRTX 3080、RTX 2080 Ti、RTX 2080の各GPUにおけるベンチマーク結果も掲載する。なお、GPUのデバイスドライバーは、テスト版となる「バージョン456.96」を使用している。

機材の仕様 検証用機材の仕様

3DMark(Time Spy/Fire Strike)

 まず、「DirectX Raytracing(DXR)」を使わないテストを進めていこう。始めに、3Dグラフィックスに関する定番ベンチマーク「3DMark」から、DirectX 12ベースの「Time Spy」シリーズ、DirectX 11ベースの「Fire Strike」シリーズのテストを実行した。今回は、フルHD(1920×1080ピクセル)で描画する無印テスト、WQHD(2560×1440ピクセル)で描画する「Extreme」テスト、4K(3840×2160ピクセル)で描画する「Ultra」テストの全てを試している。

 最も優れたスコアはRTX 3080……というのは順当といえば順当だが、RTX 3070とRTX 2080 Tiを比べると、いずれもRTX 2080 Tiの方が良いスコアとなっている。解像度の高いテストでは相対的に差は縮まるものの、フルHDでテストするTime SpyやFire Strikeでは約5〜6%の差でRTX 2080 Tiの方が優勢だ。

 とはいえ、その差はたったの数%にとどまる。NVIDIAの“ほぼ同等の性能”という言葉はそれほど的外れではない。また、先述の通り、コストパフォーマンスを考慮に入れるとRTX 3070の優秀さは特筆に値するだろう。

 なお、RTX 3070とRTX 2080を比べると、テストによっては20〜25%程度の大差でRTX 3070の方が良いスコアだ。

Time Spyシリーズ 3DMark(Time Spyシリーズ)のスコア
Fire Strikeシリーズ 3DMark(Fire Strikeシリーズ)のスコア

FF14ベンチマーク

 次に、実際のゲームをベースとするベンチマークテストとして「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク(FF14ベンチマーク)」を実行した。描画品質は「最高品質」とし、フルHD、WQHD、4Kの解像度で計測した。

 スコアの序列自体は、3DMarkと同様だ。RTX 3070とRTX 2080 Tiで比べると、RTX 2080 Tiの方がフルHDで約3%、4Kで約6%ほどスコアは良い。ただし、大差というよりも「ほぼ同等」といえる範囲に収まっている。

 RTX 3070とRTX 2080では、RTX 3070の方がフルHDでは約3%ほど良いスコアだが、4Kではその差が20%以上に広がる。

 前世代のハイエンドGPUであるRTX 2080でさえ、RTX 3070と比べるとやや力不足に映ってしまう。

FF14ベンチマーク FF14ベンチマークの結果

FF15ベンチマーク

 より負荷の高いベンチマークテストとして、DirectX 12ベースの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク(FF15ベンチマーク)」も実行した。描画品質は「高画質とし、フルHD、WQHD、4Kの3解像度で計測した。

 このベンチマークテストでは、RTX 3070とRTX 2080 Tiのスコア差は、どの解像度でも安定して5%ほどだった。確実にRTX 2080 Tiと並ぶポジションはキープできており、パフォーマンスの良さは確かなものであると言い切っても差し支えなさそうだ。

FF15ベンチマーク FF15ベンチマークの結果

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