Zen 3アーキテクチャを採用したAMDの新CPU「Ryzen 5000」シリーズが、11月6日19時から販売解禁となった。登場したのは下記の4モデルだ。
Ryzen 5000シリーズの主なスペック | |||||||
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型番 | コア | スレッド数 | クロック数 | 対応メモリ | 内蔵GPU | TDP | 価格(税込み) |
Ryzen 9 5950X | 16コア | 32スレッド | 3.4GHz(最大4.9GHz) | DDR4-3200 | なし | TDP 105W | 10万6000円強 |
Ryzen 9 5900X | 12コア | 24スレッド | 3.7GHz(最大4.8GHz) | DDR4-3200 | なし | TDP 105W | 7万1000円強 |
Ryzen 7 5800X | 8コア | 16スレッド | 3.8GHz(最大4.7GHz) | DDR4-3200 | なし | TDP 105W | 5万9000円前後 |
Ryzen 5 5600X | 6コア | 12スレッド | 3.7GHz(最大4.6GHz) | DDR4-3200 | なし | TDP 65W | 3万9000円強 |
いずれもSocket AM4に対応し、AMD X570/B550/A520チップセット搭載マザーボードに組み込める。「Ryzen 5 5600X」のみCPUクーラーが付属しており、上位モデルはCPUのみのボックスとなる。
かねて注目を集めていたCPUだけに、発売当日は開店前や整理券配布前にショップの入り口に並ぶユーザーが多数見られた。昼の時点で最上位の「Ryzen 9 5950X」と、比較的入荷数が少なかった「Ryzen 9 5900X」が売り切れとなるショップが多く、夕方には「Ryzen 7 5800X」の値札にも売り切れの札が貼られる光景をしばしば見かけた。
パソコンSHOPアークは「予想通りに大きな反響をいただいています。ただ、入荷数は当初言われていたほどの数量にならなかった印象です」と、枯渇気味となった当日の様子を説明する。その後の供給予測について、別のショップは「まだ具体的なことは見えていませんが、少なくともGeForce RTX 3080カードのような超枯渇状態は心配しなくていいように思います」という。
なお、今回は販売解禁が19時とあって、通常営業時間内に大型パーツのデビューに対応する光景が印象的だった。あるショップは「普通のパーツを買いに来られる方もいますから、同時進行で滞りなくこなせるようにシミュレーションしました。いや、なかなかきついです……」とこぼしていた。
続いて、Thunderbolt 3ドッグの新モデルを見ていこう
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