ASUSの360Hz液晶ディスプレイ「ROG Swift 360Hz PG259QNR」でシステム遅延を可視化してみたNVIDIA Reflex Latency Analyzer内蔵(1/3 ページ)

» 2020年12月08日 12時00分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]

 この9月に、NVIDIAがGeForce RTX 30シリーズとともに発表した新機能が「NVIDIA Reflexs」だ。対戦ゲームにおけるシステム遅延を測定、削減する機能で、「VALORANT」や「Apex Legends」といったタイトルなどがサポートしている。

 今回紹介するASUSのゲーミングディスプレイ「ROG Swift 360Hz PG259QNR」は、12月18日から発売となる「ROG Swift 360Hz PG259QN」とは異なり、NVIDIA Reflexの性能を測定するツール「NVIDIA Reflex Latency Analyzer」を内蔵し、スタンドの代わりに液晶ディスプレイを机に固定する万力(ROGデスクマウントキット)を付属したモデルで、現時点では国内の展開が未定となっている。

 どちらのモデルも360Hzのリフレッシュレートで映像を表示する「G-SYNC eスポーツディスプレイ」として定義されているディスプレイだが、実際のところNVIDIA Reflex Latency Analyzerはどんな場面で機能し、360Hzのリフレッシュレートはどれほど使い心地がよいものなのだろうか。今回はその高いリフレッシュレートをスーパースロー撮影で記録し、Reflexの実測データをVALORANTで検証する。

ROG Swift ASUS JAPANの24.5型液晶ディスプレイ「ROG Swift 360Hz PG259QNR」。画面解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)だ

大型のボディーに輝く「ROG」のロゴ

 本体サイズは公称値で約557(幅)×247(奥行き)×379〜499(高さ)mmで、非光沢の24.5型のパネル(IPS方式)を備える。画面輝度は最大400カンデラ、HDR(High Dynamic Range)はHDR10をサポートする。背面には同社のゲーミングブランドとしておなじみの「ROG」(Republic of Gamers)のロゴがあり、電源に接続するとLEDライトが輝く。このライティングはASUSの「Aura Sync」に対応しているため、PC側のASUS製パーツとライティングの同期やコントロールが可能だ。

ROG Swift ROGロゴが輝く背面。見た目のインパクトは強烈だ

 入出力端子はHDMI 2.0とDisplayPort 1.4がそれぞれ1基ずつ、後述するReflex Latency Analyzerで使用するUSB 3.0ポートが2基、アップストリーム用のUSB 3.0 Type-Bが1基、ヘッドフォン用の3.5mm端子が1基用意されている。必要十分な構成といえるが、背面かつ下部に微妙な出っ張りがあり、この部分が邪魔をしてケーブルが接続しにくい。不意なケーブル抜けを防ぐのとデザインとの両立のためと思えるが、DisplayPortやHDMI端子、Reflex Latency Analyzerを使うためのケーブルなど、密度があって固いケーブルも多い中で、この接続のしにくさは気になった。

ROG Swift 背面にある端子部。手前に出っ張りがあるため、ケーブルは抜けにくいが接続はやりにくい。付属のケーブルカバーを取り付けると、端子部分が隠れる

 ベゼルは狭めで、左右は約7mm程度と今時の仕様だ。画面の高さは120mmまで、前後にマイナス5度〜20度まで調節可能で、90度のピボットにも対応している。スタンド部分を外すと100×100mmのVESAマウントを装着できる。まさに、Reflexを利用したゲームのためのディスプレイ、といった印象を受けた。

ROG Swift 高さを最低、ティルトをマイナス5度にした状態
ROG Swift 高さを最高、ティルトを20度にした状態
ROG Swift ピボットは90度までサポートする。縦位置表示に対応したシューティングゲームや音ゲーでの利用に適している
ROG Swift 裏面に配置された操作ボタン

 OSDメニューには、基本的な輝度やコントラスト設定、Reflex Latency Analyzerの他に「Gaming」メニューを用意する。「OD」ではパネルのGtoG応答時間を短縮でき、「GamePlus」では画面上にクロスヘアやタイマー、フレームレートの表示が可能だ。「GameVisual」機能は画像の表示モードを手軽に切り替えられ、「Dark boost」は暗い色を鮮明に表示する。

ROG Swift GtoG応答時間を短縮する「OD」の設定画面
ROG Swift 画像の表示モードを変えられる「GameVisual」
ROG Swift 黒を鮮明にする「Dark boost」
ROG Swift 「GamePlus」はクイックメニュー内にある
ROG Swift クロスヘアを表示した状態

 Dark boostは、特に暗所の多いゲームで有用だ。競技向けタイトルでいうと「レインボーシックス シージ」などで、黒い色を明るく表示するためゲームでは有利に働くだろう。

 また、スタンドではなくデスクに直接固定できるROGデスクマウントキットも付属している。デスクを広く使いたい場合は重宝するだろう。

ROG Swift 付属していた固定用のROGデスクマウントキット

 それでは、PCに接続して360Hzの威力を確かめてみよう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. Apple製品が一斉値上げ、Mac Studioは9万円超も 主要モデルの新価格まとめ (2026年06月25日)
  2. 血管の健康状態も可視化! サブスク不要で「振動通知」を備えた意欲作のスマートリング「RingConn Gen 3」を試す (2026年06月25日)
  3. 手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に (2026年06月26日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 実売2000円台とコスパ最強だけど玄人向け? 断線や充電専用ケーブルも一目で判明するXYZA「USB-C CABLE CHECKER 2」の実力 (2026年06月26日)
  6. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  7. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  8. AM4の勢いは止まらない!? 熱伝導シート付属の「Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition」が登場 (2026年06月27日)
  9. ビックカメラがBTOデスクトップPCの販売を開始 (2026年06月26日)
  10. カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す (2026年06月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー