レノボ・ジャパンは3月23日、ノートPC「ThinkPad Xシリーズ」「ThinkPad Tシリーズ」の2021年モデルを発売した。いずれも第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を搭載し、企業向けの管理/セキュリティ機能を付加したIntel vProテクノロジーに対応するCPUも選択できる。また、Web会議で使う際の快適性を改善する改良も加えられた。
なお、記事中の価格は全て税込みで表記する。
ThinkPad X13は、13.3型クラムシェル型ノートPC「ThinkPad X13」の第2世代となる。ディスプレイのアスペクト比は16:10となり、オフィスソフト利用時の利便性を向上させた。最小構成の直販標準価格は20万5700円となる。
直販のカスタマイズ(CTO)モデルでは、CPUを以下のいずれかから選択できる。
メインメモリはLPDDR4X規格のオンボードで、CTOモデルでは容量を8GB、16GB、32GBから選択できる。SSDはPCI Express接続で、CTOモデルでは容量を256GB、512GB、1TB、2TBから選択できる。
ディスプレイは13.3型IPS液晶で、先述の通りアスペクト比は16:10となる。CTOモデルでは、以下のいずれかの構成を選べる。
WUXGAディスプレイを搭載する構成の一部では、カーボン素材を用いたボディーも選択できる。カーボン天板を選択した場合、本体の奥行きと厚みは微増する一方で、本体重量は約500gほど軽くなる(詳しくは後述)。
ポート類は、左側面にThunderbolt 4(USB4)端子×2、イーサネット拡張コネクター2、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子(常時給電対応)とイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にスマートカードリーダー(オプション搭載時)とUSB 3.0 Type-A端子を備える。
Thunderbolt 4端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねている。イーサネット拡張コネクター2は別売(※)のアダプターを装着することで有線LANポートとして利用できる。なお、Thunderbolt 4端子のうち右側にあるものとイーサネット拡張コネクター2は“一体化”されており、別売の「ThinkPad プロ ドッキングステーション」の接続に対応する。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。LTEモジュール、または5G/LTEモジュールも搭載可能だ。
(※)CTOモデルでは付属も可能(以下同)
ディスプレイの上部にはThinkShutter(物理シャッター)付きのWebカメラを搭載している。搭載しているカメラは、モデルによって以下のいずれかとなる。
指紋センサー付きの電源キーを搭載するモデルでは、Windows Helloの指紋認証を利用できる。1080pカメラを搭載している構成では、Windows Helloの顔認証も利用可能だ。
CTOモデルでは、バッテリー容量は41Wh(3セル)か54.7Wh(4セル)から選択できる。駆動時間(JEITA 2.0)は、41Wh構成が最大17.8時間、54.7Wh構成が最大24時間となる。ボディーのサイズと重量(最軽量時)は、構成によって以下の通り異なる。
ThinkPad X13 Yoga Gen 2は、13.3型コンバーチブル式2in1ノートPC「ThinkPad X13 Yoga」の第2世代となる。先述のThinkPad X13 Gen 2をベースとしており、ディスプレイのアスペクト比は16:10となった。最小構成の直販標準価格は22万8800円だ。
CTOモデルでは、CPUをCore i5-1135G7、Core i5-1145G7、Core i7-1165G7、Core i7-1185G7から選択できる。メインメモリはLPDDR4X規格のオンボードで、CTOモデルでは容量を8GB、16GB、32GBから選択できる。SSDはPCI Express接続で、CTOモデルでは容量を256GB、512GB、1TB、2TBから選択可能だ。
ディスプレイはタッチ操作とペン入力に対応した13.3型IPS液晶で、先述の通りアスペクト比は16:10となる。CTOモデルでは、以下のいずれかの構成を選べる。
指紋センサーは電源キーに一体化する形で標準搭載されている。キーボードのバックライトも標準搭載だ。ワイヤレス通信はWi-Fi 6とBluetooth 5.1に対応する。LTEモジュールを搭載する構成も用意する。
バッテリー容量は41Wh(3セル)で、駆動時間(JEITA 2.0)は最大約18.9時間となる。ボディーのサイズは約305(幅)×213.9(奥行き)×15.85(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約1.2kgとなる。
その他の主な仕様はThinkPad X13 Gen 2と同様だ。
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