小型だけどパワフル! 片手で持てる第11世代Core搭載のIntel NUCを試す(3/4 ページ)

» 2021年03月31日 12時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

DDR4メモリでも3D性能が大幅アップ! CPUやPCIe 4.0 SSDで高速

 それでは、本製品のパフォーマンスをベンチマークで確認していこう。ただし、評価機はメモリが1枚しか搭載されておらず、これではIris Xe Graphicsの性能が引き出せない。今やメモリの増設は2枚単位のデュアルチャネルが一般常識になっているので、実際に同じ製品を手にした際の性能も異なるだろう。そこでアクセスタイミングが全く同じDDR4-3200 SO-DIMM 8GB×2枚を用意した。その性能差を先に提示しておこう。

Intel NUC 11 NUC11PAQi7 PCMark 10 Extended(デュアルチャネル)のテスト結果
Intel NUC 11 NUC11PAQi7 PCMark 10 Extended(シングルチャネル)のテスト結果
Intel NUC 11 NUC11PAQi7 CINEBENCH R23の結果(デュアルチャネル)のテスト結果
Intel NUC 11 NUC11PAQi7 CINEBENCH R23の結果(シングルチャネル)のテスト結果

 PCMark 10 ExtendedではOverallで443ポイントの差が出ている。個別のテストで見るとほとんど大差ないものもあるが、それは主にCPUを利用するテストだ。現在のコンピューティングでは、一見CPU処理(ここはCINEBENCH R23が示す通り差が出にくい)がメインに見えてもGPUを利用するものが多い。PCMark 10ではホーム用途のEsssentials、ビジネス用途のProductivity、クリエイティブ用途のDigital Content Creation、そしてゲームという4つのシナリオでは、全てデュアルチャネル時の方が高スコアだ。

 特にゲームではPCMark 10のシナリオ自体が1.3〜1.4倍の差だが、実際のゲームでも概ねこれに近い性能差が出ている。よほどの理由がない限り、NUCではデュアルチャネル構成で組みたい。

 以降は、デュアルチャネル時の計測値を中心に性能を見ていこう。

 3DMarkでは、Time Spyが1582、Fire Strikeが4180、Night Raidが15625、Wild Lifeが10392といったスコアだ。Fire StrikeとNight Raidのスコア差の通り、比較的軽量のタイトルがプレイ可能といったあたりになるが、従来のIntel UHD Graphicsのスコアよりも高いため、同じタイトルではより高解像度あるいは高画質設定が望める。

Intel NUC 11 NUC11PAQi7 3DMark(Time Spy)のテスト結果
Intel NUC 11 NUC11PAQi7 3DMark(Fire Strike)のテスト結果
Intel NUC 11 NUC11PAQi7 3DMark(Night Raid)のテスト結果
Intel NUC 11 NUC11PAQi7 3DMark(Wild Life)のテスト結果

 かなり軽量のドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは、フルHD、高品質時で12288ポイントの「すごく快適」評価だ。とはいえ、従来のIntel UHD Graphicsでも同タイトルは十分なスコアと評価を得られており、高性能なIris Xe Graphicsでは当然だろう。Iris Xe Graphicsらしさは、4Kの高品質時でも3208ポイントの「普通」評価が得られているところにある。

Intel NUC 11 NUC11PAQi7 ドラゴンクエストX ベンチマークソフトの高品質テスト結果(1920×1080ピクセル)
Intel NUC 11 NUC11PAQi7 ドラゴンクエストX ベンチマークソフトの高品質テスト結果(3840×2160ピクセル)

 World of Tanks enCore RT(リアルタイムレイトレーシングオフ)の超高プリセット(画質:超高、1920×1080ドット、アンチエイリアス:超高)も、5736ポイントで「良好な結果」評価を得ている。

Intel NUC 11 NUC11PAQi7 World of Tanks enCore RT、超高時のテストスコア

 ゲームタイトル以外にも、動画の変換速度や発熱を見ていこう。

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