Dellが「Alienware m15」と「Dell G15」のRyzenモデルを発表 可変リフレッシュレート対応ディスプレイも順次発売

» 2021年04月07日 22時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 Dell Technologiesは4月7日(米国中部時間)、AMDのモバイルRyzen 5000プロセッサを搭載するゲーミングノートPC「Alienware m15 Ryzen Edition R5」と「Dell G15 Ryzen Edition」を発表した。米国ではAlienware m15 Ryzen Edition R5は4月20日から、Dell G15 Ryzen Editionは5月4日から受注を開始する。

Alienware m15 Ryzen Edition R5

 Alienware m15 Ryzen Edition R5は、Alienwareブランドとしては2007年に発売された「Aurora mALX」以来、約14年ぶりにAMD製CPU/APU(GPU統合CPU)とNVIDIA製GPUを組み合わせたノートPCで、Alienwareの新デザイン「Legend 2.0」を適用している。米国における最小構成の直販価格は1793.98ドル(約16万7000円)だ。

Alienware m15 Ryzen Edition R5 Alienware m15 Ryzen Edition R5

 APUはモバイル向けRyzen 5000シリーズで、外部GPUとしてNVIDIA製のモバイル向けGeForce 30シリーズを搭載している。メインメモリはDDR4-3200規格のSO-DIMMで、スロットは2本用意されている。ストレージはPCI Express接続のSSDだ。

 ディスプレイは15型で、ドイツの認証機関「テュフ ラインランド」から認証を取得したブルーライトカット機能を備えている。スペックは、以下のいずれかを選択できる。

  • フルHD(1920×1080ピクセル)/165Hz
  • フルHD/360Hz/G-SYNC+Advanced Optimusテクノロジー対応
  • WQHD(2560×1440ピクセル)/240Hz/G-SYNC+Advanced Optimusテクノロジー対応

 キーボードは、キーストローク1.8mmの“ウルトラロープロファイル”設計を実現したCHERRY MXメカニカルキースイッチ(参考記事)を備えるものを選択できる。

キーボード キーボードは、CHERRY MXメカニカルキースイッチを備えるものも選択できる

 外部ポート類は、左側面に有線LAN(2.5GBASE-T)端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを、左側面にUSB 3.0 Type-A端子×2を、背面にUSB 3.1 Type-C端子、USB 3.1 Type-A端子、HDMI 2.1出力端子(4K/120Hz出力端子)と電源入力端子を備えている。無線LANはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応する。

側面 左側面と右側面
背面 背面(LEDライティングを赤色設定にした場合)

Dell G15 Ryzen Edition

 Dell G15 Ryzen Editionは、デルブランドの15型ゲーミングノートPC「Dell G15」にモバイル向けRyzen 5000シリーズを搭載したモデルだ。米国における最小構成の直販価格は899.99ドル(約9万8900円)となる。

Dell G15 Ryzen Edition Dell G15 Ryzen Edition(Phantom Grey)

 APUは先述の通りモバイル向けRyzen 5000シリーズで、外部GPUはモバイル向けのGeForce 1650またはGeForce 3060を搭載している。メインメモリはDDR4-3200規格のSO-DIMMで、スロットは2本用意されている。ストレージはPCI Express接続のSSDだ。

 ディスプレイは15.6型フルHD液晶で、リフレッシュレートは120Hz(最大輝度250ニト)または165Hz(最大輝度300ニト)を選べる。キーボードはテンキーを備えるタイプで、「バックライトなし」「オレンジバックライト付き」「4ゾーンRGBバックライト付き」から選択できる。

 外部ポート類は、左側面に有線LAN(1000BASE-T)端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを、左側面にUSB 2.0 Type-A端子×2を、背面にはUSB 3.0 Type-C端子、USB 3.1 Type-C端子、HDMI 2.1出力端子と電源入力端子を備える。

 ボディーカラーはSpecter Green with SpecklesとPhantom Grey with Specklesから選択できる。

第10世代Coreプロセッサ搭載モデルも

 Intelプロセッサを搭載する「Dell G15」でも、第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake-H)を搭載するモデルが投入される。米国における最小構成の直販価格は、Ryzen Editionと同じ899.99ドル(約9万8900円)だ。

 ボディーカラーはRyzen Editionの2つに加えて、Dark Shadow Greyも選択できる。後日、Obsidian Blackも追加される予定だ。GeForce RTX 3060搭載モデルについては、Thunderbolt 4(USB4)も搭載する。

Intel版 発売当初、Dell G15(Intelモデル)は3色展開となる
4色 一番右にあるObsidian Blackは、後日追加される予定のカラーである

VRR(可変リフレッシュレート)対応ゲーミングディスプレイも登場

 Dell Technologiesは合わせて、VRR(可変リフレッシュレート)に対応するゲーミングディスプレイを4モデル発表した。画面サイズは24.5型、27型、32型、34型の4種類で、24.5型以外は曲面VA液晶パネルを採用している(24.5型モデルは平面IPS液晶パネル)。

 中国以外の国/地域以外における発売時期は、24.5型モデルと34型モデルが5月27日、27型モデルと32型モデルが7月22日となっている。

34型 34型モデル(S3422DWG)は、3440×1440ピクセルの曲面VA液晶パネルを採用している。リフレッシュレートは144Hzで、HDR表示にも対応する

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月18日 更新
  1. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  2. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  3. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  4. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  5. AI対応でCore Ultraよりも高いパフォーマンスをアピール! 企業PC向け「Ryzen PRO 8000シリーズ」登場 (2024年04月16日)
  6. Synology「BeeStation」はNASより便利な一面も 家族の“秘密”も守れるストレージ、共有リンクや写真管理もある (2024年04月16日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. 「ASUS ZenScreen MB16QHG」は従来モデルの弱点を解消した高評価の16型モバイルディスプレイだ (2024年04月16日)
  9. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー