Web会議の悩みの1つが、相手の声が聞き取りづらい、または自分の声が伝わっているのか分からないというものだが、PanaCast 50ではそのような悩みや不安は不要だ。
というのも、Jabraはおよそ150年もの間、サウンドに関わり続けてきた企業であり、GN オーディオジャパン 代表取締役社長 安藤靖氏によれば 「トゥルーワイヤレス部門ではAppleやソニーに追従できる強みを持っているし、ユニファイドコミュニケーション(UC)ヘッドセット市場では、世界ナンバーワンだと言われている」とのことで、音に妥協はないという。
スピーカー部には50mmのウーファーと20mmのツイーターを2基ずつ備え、没入感のあるステレオサウンドを実現しており、ノイズになる振動も抑えている。
8本のマイクは、ノイズキャンセル機能を搭載し、ささやき声やキーボードのタイプ音、エコーといったノイズを排除するよう設計されている。また、電話と同じような双方向通話も可能にした。
PanaCast 50には、カメラを設定するJabra Visionの他、管理用に「Jabra Xpress」が用意されている。これは、JabraのWeb会議ソリューションやヘッドセットに対してファームウェアアップデートを行うなど、一元管理できるソフトウェアだ。
PanaCastシリーズを登録しておけば、管理者はリモートでそれぞれの会議室が使用中であるか、何時から何人が入室しているかなどを確認できる。
特筆すべきは、ライブ イン ルーム ガイダンス機能だろう。これは最近生じているパンデミックへ対応するためのもので、カメラ側で参加者をカウントし、Jabra Xpress側で会議室内が密であるかどうかを判断できる。こちらは状況に応じてオン/オフの切り替えが可能だ。
リモートワーカーが個人で使うことを想定したPanaCast 20は、マイクとスピーカーを省いており、ヘッドセットまたは会議用スピーカーマイクが必要だ。8月発売ということで、まだ細かい仕様は決定していないものの、PanaCast 50と同じようなインテリジェントズームに加え、ピクチャー・イン・ピクチャー機能を搭載する。手元を大きく見せながら、発言者を(TVでいうところの)ワイプで表示可能だ。
4K Ultra HD画質や明るさを調整するインテリジェントライト機能を搭載しており、見栄えのする映像を相手に届けられる。
PanaCast 50、PanaCast 20ともにWindows/Macと接続でき、Microsoft Teams、Zoom、Google Meet、Cisco WebexなどさまざまなWeb会議システムに柔軟に対応する。PanaCast 50はハブを通じて、PanaCast 20は直挿しでプラグ・アンド・プレイで使えるため、わざわざ会議用PCを用意せずに済むところも、Web会議ソリューションの管理を容易にしている。
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