先述の通り、OneMix4の内蔵GPUであるIris Xe Graphicsは、ある程度負荷の軽い3Dゲームなら楽しめる程度のスペックを備えている。どのくらいのパフォーマンスを発揮できるのか、「3DMark」で3Dグラフィックスのベンチマークを取ってみよう。
主なテストの総合スコアは以下のようになった。
いずれも、OneGX1 Proの方がよいスコアを残しているが、OneMix4 プラチナエディションのスコアも決して悪いわけではない。むしろ、GPUの性能は十分に引き出せている。
もっとも、スコアを見れば察することができるが、DirectX 12ベースで負荷が大きめな「Time Spy」ではスコアが振るわず、実際にテスト中の画面もカク付きが目立つ。一方で、DirectX 11ベースの「Fire Strike」であれば、まずまずの動きとなる。
繰り返しだが、軽い3Dゲームなら十分に楽しめそうである。
実際のゲームでもパフォーマンスを発揮できるのかどうか試すべく、オンラインゲームをベースに開発された「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク(FF14ベンチマーク)」も実行してみよう。フルHDのフルスクリーンモードにおけるスコアは以下の通りだ。
FF14は、PCのマシンパワーをそれほど要求しない。そのこともあり、最高品質でも「やや快適」という評価が得られる。負荷の低いゲームなら十分に楽しめることの証左といえる。似たような負荷傾向を示す「Fotolog」や「Apex Regends」といったゲームは、楽しく遊べるはずだ。
OneMix4は、小さいボディーにCore i5/i7を搭載するなど、デスクトップマシンにも引けを取らない性能を持つマシンだ。実測ベースでのバッテリー駆動時間も6時間程度と長く、外出先に電源がない場合でも、日中の持ち出し程度なら十分に使える。
キーボードはキーピッチも広めで、文字を打つ分には打ちやすい。自宅や会社以外で仕事をしなければならない人や、ちょっとした出張で使いたいPCを探してあるのであれば、OneMix4はぴったりのマシンであるのは間違いない。ぜひ、チェックしてみてほしい。
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