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» 2021年06月08日 12時00分 公開

小さいボディーに高性能がギュッと! Tiger Lake搭載の10.1型2in1 PC「OneMix4」を試す(1/3 ページ)

One-Netbook Technologyの超小型ノートPC(UMPC)「OneMix」の第4世代製品である「OneMix4」が登場した。小型ながらにパワフルなCPUを搭載していることが特徴だが、その実力はいかほどのものか。Core i7-1160G7を搭載する「プラチナエディション」の実機をチェックしてみよう。

[作倉瑞歩, 撮影:矢野渉,ITmedia]

 One-Netbook Technologyの10.1型2in1ノートPC「OneMix4」は、その小ささもさることながら、最新の第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)シリーズを搭載するなど、コンパクトながらもパワフルなマシンとして使えることが特徴だ。現在注文すると、6月中旬に出荷される予定だという。

 OneMix4にはスペックの異なるモデルが幾つか存在するが、この記事ではCore i7-1160G7(2.1GHz〜4.4GHz、4コア8スレッド)と16GBメモリを搭載する「プラチナエディション」(税込み直販価格17万3800円〜)をレビューする。

OneMix4 OneMix4 プラチナエディション(米国英語キーボード構成)

コンパクトかつ軽量で持ち運びやすい

 まず、その“大きさ”からチェックしてみよう。ボディーサイズは約227(幅)×157.3(奥行き)×11〜17(厚さ)mmで、両手で抱え込むとその中にほぼ収まる程度にコンパクトだ。しかも重量も769gと軽めなので、片手でも余裕で持ち運べる

 ディスプレイは10.1型のLTPS(Low Temperature Polycrystalline Silicon)液晶を搭載している。最大解像度は2560×1600ピクセルと、サイズの割にきめ細かい。

 LTPS液晶は、TFT(薄膜トランジスタ)液晶の技術を発展させる形でジャパンディスプレイ(JDI)が開発したもので、「高解像度化しやすい」「ベゼル(額縁)を極小化できる」といったメリットがある。

 表面処理は光沢(グレア)となっている。青や赤をクッキリと表現できており、発色も良好だ。ベゼルの幅は4.5mm程度で、小さい本体でも幅広い画面を使うことができる。タッチ操作にも対応しており、最大10点のマルチタッチも可能だ。別売の「2048筆圧 デジタルスタイラスペン」を購入すれば、ペン入力もできる。画面をパタンと反転させれば、メモ代わりに使うのも容易だ。

 ちなみに、デジタルスタイラスペンは「予約キャンペーン」を適用すると無料で付属する(6月8日現在)。買おうと心に決めている人は、今のうちに予約購入するとお得である。

OneMix4 液晶の解像度は2560×1600ピクセル
OneMix4 2048筆圧 デジタルスタイラスペン。発売後は別売オプションとなるが、予約キャンペーンを適用すると無料で付属する
OneMix4 液晶ディスプレイはコンバーチブル構造で、反対側に回すことでタブレットライクに使える。デジタルスタイラスペンを使ってメモを取ることも可能だ

キーボードは打ち心地良好 ただし配列に注意

 キーボードは日本語配列と米国英語(US)配列から選択できる。今回はUS配列のキーボードを搭載する個体をレビューしている。

 本体は小さいながらも1つ1つのキーは大きめで、キーピッチは一般的なノートPCと同水準の約18.5mmを確保している。打ちづらさは全くない。キーストロークは実測で約2mm程度あり、ペタペタとした感覚はなく、しっかりとした打ち心地を得られる。

 ただし、通常の文字キーのエリアを広く取ったため、数字キーはファンクションキーと同じサイズで小さめだ。また、記号キーも小さく、一部はスペース横に移設されたりFnキーとファンクションキーのコンビネーションとされていたりする。

 筆者はブラウザのリロードや画像管理ソフトの表示を更新するためにF5キーを頻繁に使う。また、日本語入力でもF6キー(ひらがな変換)、F7キー(カタカナ変換)やF8キー(半角変換)を多用する。FnキーとShiftキーを押しながら、といった形で3種類のキー機能を持たせてでも、数字キーとファンクションキーを統合して最上段のキーサイズを大きくした方が良かったと思うのだが、皆さんはどう思うだろうか。

OneMix4 今回試用したのはUS配列キーボードの構成。ポインティングデバイスは先代の「OneMix3 Pro」の光学式センサーからタッチパッドに変更され、使い勝手が向上した
OneMix4 キーボードにはバックライトも装備している

指紋認証はスピーディーだが慣れが必要

 ここからは、外観の特徴やインタフェースをチェックしていく。

 天板には、One-Netbook Technologyのロゴが配置されている。本体の左側面には、USB4 Type-C端子×2とmicroSDメモリーカードスロットが、右側面には3.5mmイヤフォン/マイクコンボジャックとUSB 3.0 Type-C端子と電源ボタンがある。

 電源ボタンは指紋センサーを統合しているので、Windows Helloの指紋認証ログインにも対応している。右手の人さし指の指紋を登録して使ってみたが、認証はスピーディーでストレスはない。

 ただし、ボディーが薄いせいか、本体を机などに置いたまま使うと、指の腹を当てても指紋をうまく認識しないことがあった。使い始めた当初は、結構な確率でエラーを繰り返し、PIN(暗証番号)ログインを求められることが続いた。

 そこで本体を少し持ち上げて認証を試みた所、バッチリとログインできるようになった。慣れてくると、どこを触ればいいのか分かるようになり、本体を置いた状態でも迷わずログインできるようになった。

 このように、指紋認証は少し“慣れ”が必要である。慣れてしまえばサクッとログインできて非常に便利なのは間違いない。

OneMix4 本体天板はシンプルで、中央にOne-Netbook Technologyのロゴがある
OneMix4 本体左側面には順にUSB4 Type-Cポート×2とmicroSDカードスロット
OneMix4 右側面には手前から順に電源ボタン、USB3.0 Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャック
OneMix4 本体背面にある排気口
OneMix4 本体底面。大きな吸気口が見える

 本体とACアダプターをつなぐ際には、本体左側面にある左から2番目にあるUSB Type-C端子を利用する。45W以上の出力を持つUSB Power Delivery(USB PD)対応のACアダプターやモバイルバッテリーを電源として使うこともできる。

OneMix4 付属するACアダプタ−とUSB Type-Cケーブル
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