13.4型の液晶ディスプレイは、アスペクト比が16:10で3840×2400ピクセル(WQUXGA)対応の高解像度表示に対応し、色再現性にも優れる。下位モデルは解像度が1920×1200ピクセルとなる代わりに120Hz対応(本製品は60Hz)となる。
色度図作成ソフトのColor AC(Phonon氏・作)で表示した図。黒の実線が本製品の色域だ。ブルーがDCI-P3、グレーの点線がsRGBで、DCI-P3カバー率は85.6%、sRGBカバー率は100%だった本機のキーボードは、キートップ部分が実測で約19(横)×約18.5(縦)mmとゆとりがあり、カーソルキーはやや小ぶりだが隣接したキーもなく配置されており扱いやすい。
少し気になったのは、PrintScreenキーが省かれていることだ。代わりにF6キーと排他で、範囲指定キャプチャ機能が起動するキー(Win+Shift+Sと同等)が用意されている。この機能は標準でもPrintScreenに割り当てることができるので、あえてキーが用意されなかったのだろう。
キートップは、指が置きやすいようにわずかにカーブしている。スイッチの調整も絶妙で、クリック感がしっかりありながら反発が強すぎず、安定感があるタイピングができる。
ボディーの左側面には、専用のeGPUユニット「ROG XG Mobile」を接続するための端子(ROG XG Mobileインタフェース)が用意されている。
ROG XG Mobileインタフェースは、USB Type-Cに独自端子を併設したもので、Thunderbolt 4(40Gbps)よりも高速なPCI Express 3.0 x8(64Gbps)でのデータ転送が可能だ。
このROG XG Mobileインタフェースは、USB Type-C部分のみの利用も対応する。これとは別にType-CとType-A両方のUSB 3.2 Gen 2ポートを1基ずつ装備しており、合計2基のType-C端子は両方ともディスプレイ出力、Power Deliveryにも対応し、充電用端子を兼ねる。
通信機能は無線LANとしてWi-Fi 6をサポートし、Bluetooth 5.1にも対応する。約92万画素のWebカメラだけでなく、ノイズキャンセル対応のアレイマイクも備える。右側面の電源ボタンは指紋センサー兼用で、ゲームプレイだけでなく一般的なPCとしても活用できる内容だ。
右側面にUSB Type-CとType-A両方のUSB 3.2 Gen 2端子を搭載する。Type-Cの方はDisplayPort Alternate Modeと、Power Deliveryにも対応している。続いて、注目のeGPUユニット「ROG XG Mobile」(GC31)を見ていこう。
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