ASUS JAPANから登場した「ROG FLOW X13」 (GV301QH)は、8コア16スレッドCPU「Ryzen 9 5900HS」と、外部GPU「GeForce GTX 1650」を搭載した13.4型のゲーミング2in1モバイルPCだ。単体でもかなり強力な2in1 PCだが、GeForce RTX 3080(またはRTX 3070)を外付けで接続できるeGPUユニット「ROG XG Mobile GC31」が用意されており、組み合わせて使うことでさらに強力なセパレートスタイルのゲーミングPCとなる。
今回は国内展開される3モデルのうち、最上位のROG Flow 13(GV301QH-R9G1650S32G)の評価機を入手したので、性能を中心に検証していこう。
ROG FLOW X13は、13.4型液晶ディスプレイを搭載したゲーミングモバイルPCだ。2in1タイプなのでタブレットスタイルとしても活用できるのに加え、GeForce RTX 3080を内蔵したeGPUユニットを接続することで、より快適なゲーミング体験を得られるのが見どころとなるROG Flow 13のボディーサイズは、ほぼA4ファイルサイズとなる約299(幅)×222(奥行き)×15.8(厚さ)mmで、重量は公称値で約1.35kgだ。バッテリー駆動時間も約9.1時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0による公称値)と実用十分な駆動時間を確保している。
最大出力100Wに対応したUSB Power Delivery(PD)対応のACアダプターが付属している。サイズは約75(幅)×75(奥行き)×30(厚さ)mmと、モバイルPC向けとしては少し大きめで、3ピンの電源ケーブル込みの重量も約400gある。公称のバッテリー駆動時間は約9.1時間だ本製品は360度回転するヒンジを備えており、マルチなスタイルで活用できる。折りたたんだタブレットモードの他に、テントモードやスタンドモードなど、ノートPCとタブレットの中間のスタイルでも利用可能だ。
冒頭で触れた通り、本製品のスペックは強力だ。
CPUには8コア16スレッドのRyzen 9 5900HSを採用し、外部GPUとしてNVIDIA GeForce GTX 1650(グラフィックスメモリは4GB)を内蔵する。メモリは32GB(LPDDR4X-4266)、ストレージは1TBのPCI Express SSDという内容だ。約1.35kgのボディーにこれだけの強力なスペックを詰め込んでいることに驚く。
ROG独自の冷却機構があってこそ可能になったスペックといえるが、中でも液体金属グリスの貢献が大きく、最大10度の温度低下を実現しているという。液体金属は極めて熱伝導効率が高い一方で非常に取り扱いが難しく、1つ間違えば即事故につながる。同社では、試行錯誤の後に安全に量産できる製造技術を開発することに成功したという。
1TBのPCI Express(NVMe)SSDを搭載する。オフィシャルのスペック表ではPCI Express 3.0 x2接続となっているが、評価機ではWestern DigitalのPC SN530がPCI Express 3.0 x4で接続されていた次に、こだわりの液晶ディスプレイやキーボード回りを見ていこう。
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