13.4型のゲーミングPCに外付けGPUユニットを用意! ASUSの「ROG FLOW X13」を試す単体でも強い! 合体でさらにパワーアップ!(3/5 ページ)

» 2021年07月06日 12時00分 公開
[マルオマサトITmedia]
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飛躍的に描画性能が向上しインタフェースも拡張するROG XG Mobile

 ROG Flow 13は、別売りのeGPUユニット「ROG XG Mobile」(GC31)と合わせて使うことで、さらに魅力が増す。

 ROG XG Mobileは、GeForce RTX 3080(グラフィックスメモリは16GB)を搭載する「GC31S-026」とGeForce RTX 3070(同8GB)を備えた「GC31R-026」の2種類があり、今回借用できたのは前者だ。

 前述したようにROG XG MobileインタフェースはPCI Express 3.0 x8による高速転送(64Gbps)が可能で、ROG Flow 13のグラフィックス性能を飛躍的に高められる。

 それに加え、4基のUSB Type-A(USB 3.2 Gen 1)、HDMI出力、DisplayPort出力、1000BASE-T対応の有線LANといった各端子と、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)も備える他、USB PD100Wの給電機能も備え、ACアダプター兼用ドッキングステーションとしても機能する。

 このROG XG Mobileのボディーサイズは、約208(幅)×155(奥行き)×29.6(厚さ)mm、重量も約1kgと軽量だ。置き場所をとらず、その気になれば持ち運びもできるようになっており、活用できる場面は多いだろう。

ROG FLOW X13 GV301 GeForce RTX 3080(16GB)を内蔵してグラフィックス性能を飛躍的に高めるだけでなく、ACアダプター兼ドッキングステーションとしても機能するROG XG Mobile。キックスタンドによる斜め置きで利用する
ROG FLOW X13 GV301 公称のボディーサイズは約208(幅)×155(奥行き)×29.6(高さ)mm、重量は999gと公称値の約1kgの通りだった
ROG FLOW X13 GV301 ドッキングステーション機能もあり、4基のUSB Type-A(USB 3.2 Gen 1)、HDMI出力、DisplayPort出力、1000BASE-T対応の有線LANと多彩な端子を備える。USB Power Delivery 100Wまでの給電機能もある
ROG FLOW X13 GV301 上部にはSDメモリーカードスロット(SDXC対応)も備える
ROG FLOW X13 GV301 本体に装着し、ロックレバーを右にスライドさせるとアクティベートユーティリティーが起動する。取り外す際はスイッチを左にスライドさせれば自動でディアクティベートされる
ROG FLOW X13 GV301 ROG XG Mobileのアクティベートユーティリティー画面。「OK」ボタンを押してから数秒でアクティベートされる
ROG FLOW X13 GV301 アクティベートが完了すると、システムにGeForce RTX 3080 Laptop GPU(16GB)が認識され、使えるようになる
ROG XG Mobileの接続からアクティベートの様子

CINEBENCH R23でCPU性能を確認

 ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。

 まずはCINEBENCH R23でCPU性能を確認しよう。Armoury Crateで性能モードが選べるので、Turboとパフォーマンス両方で計測してみたが、差はわずかだった。

 いずれにしてもスコアは上々だ。Intel最新の開発コード名「Tiger Lake-U」ことCore i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.7GHz)搭載機の2倍以上のスコアを軽く出している。また、シングルスレッド性能を見るCPUシングルコアのスコアもCore i7-1165G7搭載機を超えており、これまでIntelが強かった部分でも上回っていることが分かる。

ROG FLOW X13 GV301 テストに利用した評価機と比較対象のスペック
ROG FLOW X13 GV301 CINEBENCH R23のスコア(Turboモード)
ROG FLOW X13 GV301 CINEBENCH R23のスコア比較

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