ROG Flow 13は、別売りのeGPUユニット「ROG XG Mobile」(GC31)と合わせて使うことで、さらに魅力が増す。
ROG XG Mobileは、GeForce RTX 3080(グラフィックスメモリは16GB)を搭載する「GC31S-026」とGeForce RTX 3070(同8GB)を備えた「GC31R-026」の2種類があり、今回借用できたのは前者だ。
前述したようにROG XG MobileインタフェースはPCI Express 3.0 x8による高速転送(64Gbps)が可能で、ROG Flow 13のグラフィックス性能を飛躍的に高められる。
それに加え、4基のUSB Type-A(USB 3.2 Gen 1)、HDMI出力、DisplayPort出力、1000BASE-T対応の有線LANといった各端子と、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)も備える他、USB PD100Wの給電機能も備え、ACアダプター兼用ドッキングステーションとしても機能する。
このROG XG Mobileのボディーサイズは、約208(幅)×155(奥行き)×29.6(厚さ)mm、重量も約1kgと軽量だ。置き場所をとらず、その気になれば持ち運びもできるようになっており、活用できる場面は多いだろう。
ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。
まずはCINEBENCH R23でCPU性能を確認しよう。Armoury Crateで性能モードが選べるので、Turboとパフォーマンス両方で計測してみたが、差はわずかだった。
いずれにしてもスコアは上々だ。Intel最新の開発コード名「Tiger Lake-U」ことCore i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.7GHz)搭載機の2倍以上のスコアを軽く出している。また、シングルスレッド性能を見るCPUシングルコアのスコアもCore i7-1165G7搭載機を超えており、これまでIntelが強かった部分でも上回っていることが分かる。
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