Microsoftは9月2日(米国太平洋夏時間)、新OS「Windows 11」の先行テストプログラム「Windows 11 Insider Program」の最新アップデートにおいて、タスクバーやデスクトップ(Explorer.exe)が応答しない不具合が生じる場合があることを発表した。この不具合が発生した場合は、レジストリの一部を削除することで解消する。
この不具合は、9月2日(米国太平洋夏時間)からBeta(β)チャネルおよびRelease Previewチャネルで配信が始まった「ビルド22000.176」と、Devチャネルで配信が始まった「ビルド22449」で発生する可能性がある。
ビルド22000.176は製品版のプレビューという位置付けで、10月2日にリリースされる予定の製品版に実装される機能を一通り試せるようになっている。
この不具合が発生する環境では、当該ビルドへの更新プログラムを適用すると、ログイン直後からタスクバーやデスクトップ(Explorer.exe)が応答しなくなる。更新プログラムのロールバック(適用キャンセル)をするユーザーが多かったことから、Microsoftは既に問題を把握しているという。
不具合が発生してしまった場合は、ログインしてから以下の手順を踏むことで正常に動くようになる。
この解決方法では、Windowsの設定を保存する「レジストリファイル」を編集します。余計な部分の設定を変えないように気を付けてください。
コマンドプロンプトが苦手(不安)な人は、5番目の手順まで進んだら以下の手順を試してみてほしい。
不具合が発生した場合、レジストリの「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\IrisService」フォルダを削除して再起動すると解消する。なお、再起動するとこのフォルダは再度生成されるが、特に問題はない
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