画面領域が拡大し急速充電に対応! IP6Xの防じん性能を備えた「Apple Watch Series 7」登場 発売は秋

» 2021年09月15日 05時00分 公開
[ITmedia]

 Appleは9月14日(米国太平洋夏時間)、新しい「Apple Watch Series 7」を発表した。発売は2021年秋で、価格はSeries 7が399ドル〜(GPSモデル)だ。また、「Apple Watch SE」が279ドル〜、「Apple Watch Series 3」も199ドル〜で併売される。

Apple Watch Series 7 Apple Watch Series 7の特徴
Apple Watch Series 7 新Apple Watchのラインアップ

Apple Watch Series 7

 Apple Watch Series 7はボディーサイズを維持しつつ、表示領域の拡大を実現した。具体的には、従来のSeries 6より約20%、Series 3より約50%も広いRetinaディスプレイを新たに採用し、外枠も約1.7mmまで細くなった。

 ディスプレイの明るさも改善され、屋内で手首を下げた状態だと、これまでより約70%明るくなり、時間などの確認が容易になるという。

Apple Watch Series 7 Series 7では画面領域がさらに拡大された
Apple Watch Series 7 ケースの曲線と画面がシームレスに統合され、ディスプレイのエッジに当たる光が屈折し、包み込むように見えるという

 表示領域の拡大に伴ってユーザーインタフェースも最適化されており、ボタンサイズの拡大により画面をタップしやすくなった。加えてSeries 6よりも約50%も多くテキストを表示できるようになり、画面スクロールが少なくて済む。

Apple Watch Series 7 ボタンのサイズが見直されてタップしやすくなった
Apple Watch Series 7 Series 6(左)に比べて約50%も多くテキストを表示できるようになった

 テキスト入力も新しくなり、ソフトウェアキーボードをタップするか、QuickPathで文字から文字の一筆書きにも対応した。このQuickPathは、機械学習を使って入力される単語を予測する。

Apple Watch Series 7 テキスト入力は、ソフトウェアキーボードや予測変換機能を利用したQuickPathで行う
Apple Watch Series 7 新しく追加された「輪郭」文字盤。手首をあげると縁にある数字がアニメーションで動く
Apple Watch Series 7 Series 7に最適化された「モジュラー」文字盤

 耐久性も向上し、耐亀裂性に優れたディスプレイ前面のクリスタルを備え、IP6X等級の防じん性能とWR50の耐水性能により、Apple Watch史上、最も頑丈なモデルであるとアピールする。

 バッテリー駆動時間は約18時間で、高速充電に対応したUSB Type-Cケーブルが付属する。充電時間はSeries 6より約33%速くなり、45分で80%までの充電(8分間で8時間の睡眠を記録)が可能になった。

Apple Watch Series 7 新たにIP6X等級の防じん性能を備え、ほこりが多い環境でも利用できるようになった
Apple Watch Series 7 急速充電に対応し、充電ケーブルがUSB Type-Cに改められた

 アルミニウムのカラーがミッドナイト、スターライト、グリーン、ブルー、(PRODUCT)REDの全5色となり、スレンレススチールもシルバー、グラファイト、ゴールドの3色、チタニウムはスペースブラックチタニウムとチタニウムの2色展開となる。

Apple Watch Series 7 アルミニウムケースは全5色
Apple Watch Series 7 スレンレススチールケースは全3色
Apple Watch Series 7 チタニウムケースは全2色
Apple Watch Series 7 Nikeモデルは新グラフィックのスポーツループとNikeバウンスの文字盤を備える
Apple Watch Series 7 Hermes(エルメス)とのコラボレーションモデルでは、サーキットHレザーバンドと対応する文字盤の他、ドゥブルトゥールバンドも加わった
Apple Watch Series 7 Series 7も既存のバンドに対応し、新色が追加された
Apple Watch Series 7 Series 7のアルミニウムケースは100%再生金属で作られ、マグネット部品は100%リサイクルされた稀土類元素を使用する

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