ここでふと気が付く。付属品に乾電池があったはずなのに見当たらないのだ。パッケージにも乾電池を入れられるようなスペースはない。
「おかしいなぁ」と思ってふとマウスの裏面を見ると、ボタン電池を組み込んだ機器でよく見かける絶縁用のフィルムが目に入った。何ということはない。乾電池は既に組み込まれていたのだ。
乾電池を最初から製品に入れておくことは議論が分かれそうだが、パッケージの容積を節約できるという大きなメリットがある。これはこれで良いことだと思う。
Ocean Plastic MouseはBluetooth 5.0規格に準拠している。「Bluetooth Low Energy」と呼ばれるBluetooth 4.0以降の規格に対応するWindows 8.1以降のPCで利用できる。記事執筆時点ではMac(macOS)などWindows以外のプラットフォームに対応していない。
Windows 10/11環境では「クイックペアリング(Swift Pair)」による簡単なペアリングを実現している。手順は以下の通りだ。
非常に簡単にペアリングできる。良い時代なったものである。
BluetoothマウスとしてのOcean Plastic Mouseは、非常にシンプルなハードウェア構成だ。左右のクリックボタンとクリック可能なマウスホイール以外の「機能ボタン」は一切ない。
ボディーサイズは約58.2(幅)×100.4(長さ)×38.3(厚さ)mmで、乾電池込みの重量は約84gとなる。小ぶりで軽量なので、ノートPCと一緒に持ち運んで使うのも問題ない。海洋プラスチックをリサイクル利用していることを意識したのか、カラーは「シーシェル(海の貝殻)」となっている。
Ocean Plastic Mouseは素の状態でも十分快適に使える(筆者個人としては、Microsoftのマウスは素の状態で使ってこそ生きると考えている)。「マウスはカスタマイズして使いたい!」と考える人は、別途「マウスキーボードセンター」をインストールしておくとよい。このアプリでは、マウスの解像度変更(400〜1800dpiの範囲で設定可能)やマウスボタンの機能カスタマイズを行える。特定のアプリでのみボタンの機能を切り替えることも可能だ。
環境に配慮しつつ、シンプルで使いやすいBluetoothマウスを探しているなら、Ocean Plastic Mouseは良い選択肢の1つとなるのは間違いない。
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