液晶ディスプレイの上部に、フルHD解像度での撮影が可能な約207万画素のWebカメラとアレイマイクを内蔵している。CPU内蔵のAI処理向けアクセラレーター「Intel GNA(Gaussian & Neural Accelerator 2.0)」を利用し、キーボードの入力や周囲の環境音といった雑音を除去する「AIノイズ除去」機能も備える。
ボディ底面には、大型のボックス型スピーカーを搭載するとともに、音響効果ソフトとして「Waves MaxxAudio」を導入している。これには人の声の周波数帯の音圧を向上させる「ハンズフリー会議」モードが用意されており、これを有効にすると一気に人の声が強調されて明瞭となり、聞き取りやすくなる。
スピーカーの素の音圧自体はさほどでもなく「映画/音楽」モードの場合は「1人であれば十分エンタメも楽しめる」といったところなのだが、「ハンズフリー会議」モードで音圧を最大にすると、8畳くらいの部屋ならば全体に行き届くくらいのレベルになるので、複数人が同席してビデオ会議に参加するような場合にも有効だろう。
パナソニックはこれら音声通話を快適にする一連の機能を「COMFORTALK」としてフィーチャーしているが、それに値するだけの便利さ、快適さを実現している。
TPM(TCG V2.0準拠)チップを搭載しており、Windows 11 Proが備えるBitLockerなどでハードウェア暗号鍵を利用した強固なセキュリティを利用可能だ。
Webカメラの脇には顔認証対応のIRカメラ、パームレスト部には指紋センサーも搭載し、PCをロックした状態からの生体認証によるスピーディーなログインに対応する。顔認証の方が手間は少ないが、外出先ではマスクの着用を求められることが多い状況だけに、指紋センサーと両方装備している点はありがたい。
ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。CPUはCore i7-1185G7、メモリは32GB、ストレージはPCIe 4.0対応SSD、OSはWindows 11 Proといった内容だ。ファン制御は「標準」で行っている。
結果はご覧の通りで、ハイエンド仕様のスペックから連想する通りの良好な結果が出ている。ビジネスからライトなクリエイティブ、カジュアルゲームまでストレスなくこなせるパフォーマンスを持っている。
最後にバッテリーの駆動時間や発熱面をチェックしよう。
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