「Concept Flow」は、ユーザーが意識しなくても周辺機器をワイヤレス接続できるドッキングソリューションのコンセプトだ。具体的には、ワイヤレス充電技術、ソフトウェアとWi-Fi 6E(6GHz帯に対応するIEEE 802.11ax規格の無線LAN)を組み合わせて実現するという。
ノートPCを机上の所定の場所に置くと、ワイヤレス給電が始まり、ワイヤレスでキーボード、マウスやディスプレイなどがつながる――そのような世界観を目指しているようである。
「Concept Pari」は、現実空間と仮想空間が融合する「ハイブリッドな世界」を想定したワイヤレスWebカメラだ。
本体は完全ワイヤレスで、Wi-Fi(無線LAN)を介して1080p(フルHD、1920×1080ピクセル)の映像と音声を伝送できる。本体は専用のスタンドや充電ドック、あるいはスタンド/充電ドック付きのディスプレイに置いて使うことはもちろん、手に持って使うことも可能だ。
設置場所の柔軟性が高いため、「カメラ目線」を作ることが容易であることが魅力である。カメラを使わない場合は、充電ドックに“逆向き”に置けば充電しつつもカメラは無効になるという。
Concept Stanzaは、PCとのコンパニオンデバイスとしての機能に特化した11型タブレット端末で、「アナログとデジタルのブレンド」を志向している。
本体にはカメラやスピーカーを備えない。これは「気を散らすことのないように」という配慮だという。一方で、音声認識による文字入力を利用するためのマイクや、メモ書きなどをするためのペンは備えている。
先述のConcept Flowを利用することで、PCとのデータの同期を簡単に行える他、PCの拡張ディスプレイとしても活用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.