Appleがイベントを開催し、3月18日から新型デスクトップPC「Mac Studio」を発売すると発表した。既に国内でも注文が可能となっており、M1 Max搭載モデルが24万9800円〜、M1 Ultra搭載モデルは49万9800円〜(いずれも税込み、以下同様)となっている。
新たに登場したMac Studioは、ボディーサイズが約19.7(幅)×19.7(奥行き)×9.5(高さ)cm、重量は約3.6kg(M1 Ultraモデル)/約2.7kg(M1 Maxモデル)と小柄なボディーに電源ユニットを内蔵し、M1 MaxまたはM1 UltraというパワフルなSoCを内蔵しているのが特徴だ。同社ではスタジオなどのプロのクリエイター向けモデルとして位置付けている。
M1 Ultraの詳細は別記事に譲るが、同社では10コアプロセッサ(Core i9)搭載の27インチiMacよりも最大3.8倍、16コアXeonプロセッサ搭載のMac Proよりも最大90%、28コアMac Proよりも最大60%も高速なCPUパフォーマンスを備え、GPUは27インチiMac(AMD Radeon Pro 5700 XT)よりも最大4.5倍、現在利用可能な最速のMacグラフィックスカード(Radeon Pro W6900X)よりも最大80%も高速なパフォーマンスを備えているという。
M1 Ultra搭載モデルは、現行のMac Proよりも高い性能を備えているとアピール。トランスコードも、27インチiMacよりも最大12倍高速で、28コアMac Proよりも最大5.6倍も高速だとうたう一方のM1 Maxも、10コアプロセッサ(Core i9)搭載の27インチiMacより最大2.5倍、16コアXeonプロセッサ搭載のMac Proよりも最大50%高速なCPUと、Radeon Pro W5700X搭載のMac Proよりも最大3.4倍高速なGPUパワーを備えているという。
これだけの高い性能をアピールしているが、現行の最上位モデルであるMac Proの後継モデルについては、今後発表する予定(ハードウェアエンジニアリング担当上級副社長のジョン・ターナス氏)とのことだ。
BTOでは10コアCPU/24コアGPU/16コアNeural EngineのM1 Maxの他に、10コアCPU/32コアGPU/16コアNeural EngineのM1 Max、20コアCPU/48コアGPU/32コアNeural EngineのM1 Ultra、20コアCPU/64コアGPU/32コアNeural EngineのM1 Ultraが選べる(選択できるオプションはM1 MaxとM1 Ultraで異なる)。
メモリは32GB/64GB/128GB、ストレージは512GB/1TB/2TB/4TB/8TB SSDの選択肢が用意され、Final Cut Pro(+3万6800円)やLogic Pro(+2万4000円)といったプリインストールソフトウェアもある。
現時点でM1 Ultra搭載モデルをフルカスタマイズした価格(メモリ128GB、8TB SSD)は、93万9800円となっている
続いて、インタフェース回りをチェックする。
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