米NVIDIAは3月22日(現地時間)、オンラインイベント「GTC 2022」に合わせて「NVIDIA RTX」シリーズの新しいGPU 7製品を発表した。いずれもAmpereアーキテクチャを採用したものだ。デスクトップ向けには「NVIDIA RTX A5500」1製品を投入する。即日出荷を開始し、搭載製品は第2四半期に登場する予定だ。
NVIDIA RTX A5500は、CUDAコアを1万240基、RTコアを80基、Tensorコアを320基備え、ECC(誤り訂正符号)付きのGDDR6メモリを24GB搭載する。メモリバス幅は384bit、転送速度は最大で毎秒768GBに達する。そしてNVLinkに対応しており、2枚のGPUカードを接続することで性能をより高めることができる。
性能は、単精度浮動小数点演算で最大34.1 TFLOPS、Tensorコアが最大で272.8 TFLOPSとなる。PCとの接続インタフェースはPCI Express 4.0(x16)で、DisplayPort 1.4の端子を4基備える。
モバイル向けの新製品は、「NVIDIA RTX A5500」「NVIDIA RTX A4500」「NVIDIA RTX A3000 12GB」「NVIDIA RTX A2000 8GB」「NVIDIA RTX A1000」「NVIDIA RTX A500」の6製品を投入する。搭載ノートPCは、この春から出荷が始まる予定だ。主な仕様は以下の通り。
型番 | CUDAコア | RTコア | Tensorコア | メモリ | メモリ転送速度 |
---|---|---|---|---|---|
NVIDIA RTX A5500 | 7424 | 58 | 232 | 16GB | 毎秒512GB |
NVIDIA RTX A4500 | 5888 | 46 | 184 | 16GB | 毎秒512GB |
NVIDIA RTX A3000 12GB | 4096 | 32 | 128 | 12GB | 毎秒336GB |
NVIDIA RTX A2000 8GB | 2560 | 20 | 80 | 8GB | 毎秒224GB |
NVIDIA RTX A1000 | 2048 | 16 | 64 | 4GB | 毎秒224GB |
NVIDIA RTX A500 | 2048 | 16 | 64 | 4GB | 毎秒112GB |
モバイル向け新製品の主な仕様 |
モバイル向け新製品の最上位に当たるNVIDIA RTX A5500は、単精度浮動小数点演算の性能が最大で24.7 TFLOPS、Tensorコアの性能が197.8 TFLOPSに達する。そして、NVIDIA RTX A5500/NVIDIA RTX A4500/NVIDIA RTX A3000 12GBの上位3製品はECCメモリに対応している。
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