スティールシリーズジャパン(SteelSeries)から、新型のゲーミングワイヤレスマウス「Aerox 9 Wireless」が発売された。本体の左横にはずらっと12個のボタンが並び、この他に左右クリック、CPI(Counts Per Inch)変更ボタン、ホイールクリック、ホイール左右クリックがあり、合わせて18個もボタンを使えることが特徴だ。税込みの実売価格は1万8000円程度である。
また同社は、Aerox 9 Wirelessから一部のボタンを省略した「Aerox 5 Wireless」を同時に発売している。税込みの実売価格は1万7000円程度と、Aerox 9 Wirelessと比べると1000円ほど安い。
この記事では、Aerox 9 WirelessとAerox 5 Wirelessがどのようなマウスなのか、実際に使った所感を交えて紹介していきたい。
まずは、Aerox 9 WirelessとAerox 5 Wirelessの外観を見ていこう。両モデルは用意されているボタン以外の仕様は共通しているので、機種名が出てこない限りは両モデルに共通の特徴を述べているものと考えてほしい。
本体はいわゆる「肉抜きマウス」となっている。ボディーには可能な範囲で「穴」が開けられており、軽量化を図ると同時に長くプレイしていても蒸れにくい構造となっている。ボディーはABSプラスチック製だが、剛性感はある。重量は、Aerox 9 Wirelessが約89g、Aerox 5 Wirelessが約74gとなる。
肉抜き構造になっていると「汗やホコリが中に入り込んで壊れてしまうのでは?」と不安を覚えがちだが、両モデル共にIP54等級の防じん/防滴性能を確保しており、ハウスダストや手にかいた汗程度であれば影響はない。うっかりと水をこぼしたとしても、飛沫がかかる程度であれば、すぐに拭き取れば問題ない。
先述の通り、Aerox 9 Wirelessは18ボタンで、Aerox 5 Wirelessは9ボタン構成となっている。両者で共通するのは、左右のクリックボタン、ホイールクリックボタンとCPI変更ボタンの計4つだ。
違いは左側面のボタンにある。Aerox 9 Wirelessの左側面には12個のボタンがほぼ同じ大きさで用意されており、1〜12の番号が振られている。それに対して、Aerox 5 Wirelessには5つのボタンが用意されており、うち2つは“つながった”デザインとなっている。
実際に持ってみると、筆者は手が小さい上に指が短いのでAerox 9 Wirelessの1〜3のボタンを押そうとすると、少し頑張らないと届かない。しかし編集担当は普通に持てている。手の大きさによっては、側面の一部ボタンが押しづらい可能性があることは留意したい。
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