SteelSeriesの製品を細かく設定したい場合は、「SteelSeries GG」というユーティリティーアプリを別途インストールする必要がある。
今回レビューしているAerox 9 WirelessとAerox 5 Wirelessの場合、設定項目は大まかに2つある。マウスの操作を設定する「設定」と、ライティングを設定する「イルミネーション」だ。
設定では、マウスのボタンに割り当てる機能とマクロの記録、マウス感度やCPIの調整、バッテリーセーブやイルミネーションのタイマー、アングルスナップ、加速と減速、ポーリングレートなどを設定できる。
「CPIの調整」では、マウスを操作したときに移動するカーソルの速さを決定する。CPIは100〜1万8000の範囲内で設定可能で、スライダーを左右に動かすかテキストボックスに範囲内の数字を入力することで調整できる。
「加速/減速」では、カーソルを移動するときの加速量と減速量を設定できる。マウスを大きく動かした際にカーソルを素早く動かしたい場合は、加速量を大きめにしておくと良い。マウスを多用するゲームをプレイする場合は設定しておきたい。
設定画面でもう1つ、普段使いでも活用できるのが「アングルスナップ」の設定だ。この値を大きくすると、カーソルがまっすぐに移動するようになる。下に手首を固定してマウスを動かして「ペイント」で直線を描いたサンプルを用意したが、アングルスナップの強度を高めるほど真っすぐさが増している。「手首のスナップでマウスカーソルを真っすぐに動かしたい!」という場合は設定しておきたい。
アングルスナップをオンにすると、ゲームプレイ時もメニューに沿ってカーソルを動かせるようになる他、Webブラウザを利用する時にもリンクに張り付くようにポインターを動かせるようになる。ただし、ゆっくりとカーソルを合わせようとすると、近くにある他の画像などに張り付いて動かなくなることがある。アングルスナップを強めに設定すると、目的の箇所に移動しづらくなるのが欠点である。筆者としては、1段階くらい上げて使うとちょうどいいように思う。
マウスの光り方は「イルミネーション」で設定する。一定の色を設定する「ステディー」、RGBでの色指定ができる「ColorShift」、呼吸するように色を変化できる「多色ブリーズ」で色の光り方の3種類が用意されている。
これらの色は、マウスの本体を3ゾーンに分けて設定することが可能だ。
なお、Bluetooth接続中は、ほとんどの項目を設定できない。設定できるのはCPI、スリープタイマー、イルミネーション減光タイマーのみとなる。ボタンの設定などを変更したい場合は、有線接続かUSB無線ドングルを使って無線接続をするようにしたい。
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