今週、AMDからエントリークラスのCPU「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 3 4100」が登場した。価格(税込み、以下同様)と仕様は下記の通りだ。
モデル名 | コア | スレッド | 動作クロック | 内蔵GPU | TDP | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 5 4500 | 6コア | 12スレッド | 3.6GHz〜4.1GHz | − | 65W | 1万7000円強 |
Ryzen 3 4100 | 4コア | 8スレッド | 3.8GHz〜4.0GHz | − | 65W | 1万4000円強 |
2モデルともZen 2アーキテクチャを採用したSocket AM4対応のCPUで、PCIeインタフェースはGen3となる。CPUクーラーは「Wraith Stealth」が付属する。現行のモデルではRyzen 5 5500が2万2000円弱で最安となっていたが、新モデルの投入で低価格方向の選択肢が広がった形だ。
ドスパラ秋葉原本店は「最近は円安でじわじわとパーツの価格が上がってきていますし、低価格帯の選択肢が広がったのはいいことですね」と評価する。
価格面では4コア8スレッドのCore i3-12100や12100F(1万9000円前後と1万4000円前後)に近いが、対抗馬とみる向きはあまり多くない。
パソコンSHOPアークは「Ryzen 3 4100はCore i3-12100Fと対抗しそうな雰囲気がありますが、Ryzen 5 4500はGPU内蔵のCore i3-12100とは別の需要を刺激するんじゃないかと思います。1.7万円台で6コア12スレッドが使えるので、予算を抑えながらコア数をできるだけ増やしたいならオンリーワンの存在になれそうです。案外、ライバルではなく、すみ分けられるかも」と話していた。
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