「ハイエンドグラフィックスカードが安い」。今週に入って、大型連休の頃によく聞いたフレーズを再び耳にするようになった。
複数のショップで代表例に挙げられていたのは、GeForce RTX 3070/3070 Ti搭載カードだ。例えばパソコン工房 秋葉原BUYMORE店では、週末特価でMSIの「GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G OC」を8万4880円(税込み、以下同様)としており、TSUKUMO eX.では同じくMSIの「GeForce RTX 3070 GAMING TRIO PLUS 8G LHR」が8万25000円で売られているのを目にしている。
ドスパラ秋葉原本店でも、玄人志向のRTX 3070 Tiカード「GG-RTX3070Ti-E8GB/DF」が8万6980円、ギガバイトのRTX 3070カード「GV-N3070GAMING OC-8GD R2.0」と、Palit Microsystemsの同GPUカード「NE63070019P2-1041A」がともに7万7800円となっており、ピンポイントで高コスパなモデルが見つかる。
この傾向について、あるショップは「メーカーや代理店による戦略的な価格構成かなと思います。PCパーツ全体が値上がりしても、グラフィックスカードがこれだけ安く買えればトータルでむしろお得になる。夏のボーナスや夏休み前のこの時期にテコ入れする意図があるのでは。いずれにしろ狙い目なのは確かです」と話していた。
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