先週末のPCパーツショップで目立っていたのは、AMDの新GPUを備えたグラフィックスカードだ。上位から「Radeon RX 6950 XT」と「同6750 XT」、「同6550 XT」の3種類あり、搭載カードの価格は順に18万6000円弱〜22万4000円前後、9万6000円前後〜10万7000円弱、6万7000円前後〜7万5000円前後となる(税込み、以下同様)。
それぞれ、既存のRX 6900 XTと6700 XT、6600 XTを強化した仕様となっている。例えばRX 6950 XTの場合、RX 6900 XTからゲームクロックが2015MHz→2100MHzに、メモリ帯域幅が最大毎秒1664.2GB→同1793.5GBに向上している。
発売当日の反響は、そこまで大きくない様子だった。あるショップは「グラフィックスカードの主流はGeForceですからね。これから評判が広がれば動きが出てくると思いますが、Radeonの動向を押さえている人はまだあまり多くなく」と話していた。
その中でも、RX 6950 XT搭載カードのコストパフォーマンスの高さに注目する声も一部で上がっている。「ウワサによると、用途によってはGeForce RTX 3090に匹敵する性能が出るそうで、それがこのお値段。使い方によってはすごくお買い得だと思います。今後も評判次第ではGeForce勢に食い込めるかもしれません」(別のショップ)
モデル単位では、EK Water Block製の水冷ブロックを搭載したPower Colorの「AXRX 6950XT 16GBD6-W3DH/OC」(20万7000円前後)や、簡易水冷システムを採用したSapphireの「TOXIC Radeon RX 6950 XT Limited Edition GAMING OC 16G GDDR6」(22万4000円前後)などに関心を寄せるユーザーが多いようだ。
また、RX 6650 XTでは、白とピンクを基調にしたカラーを採用したPower Colorの「Hellhound Sakura AMD Radeon RX 6650 XT 8GB GDDR6」が異彩を放っており、複数のショップで目立つ位置に置かれていた。
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