そして最後に、Holocake 2のアーキテクチャをも盛り込み、ビジュアルチューリングテストをクリアするために必要な全ての視覚的要素を盛り込んだコンセプトデザインである「Mirror Lake」を取り上げた。
Mirror Lakeはプロトタイプをデザイン中で、コンセプトを煮詰めている段階だが、仮に実現したら「VRの視覚体験にゲームチェンジをもたらす」と、Reality Labsで長年チーフサイエンティストを務めるマイケル・エイブラッシュ氏はプッシュする。
また、ザッカーバーグCEOも「ここまでお話しした進歩を今後も続けて行ければ、我々がお互いにどのように関わりたいのか、どのように世界を体験したいのかといった、人々が中心となったコンピューティングが構築される未来につながると思います。そうなれば、今あるものよりもずっといいものになるはず」との言葉で締めくくった。
また、同社は6月15日に「The Impact Will Be Real」というメタバースのビジョンを描いた動画を公開している。その中には、薄型のVRヘッドセットと指先で入力するデバイスなどが登場する。
今回の動画はあくまでコンセプトを示す映像だが、同社では次期VRヘッドセットとして、既存のMeta Quest 2と同じ一体型の「Project Cambria」(開発コード名)を2022年末までに発売するとアナウンスしている。
これまで見てきたように、MetaではさまざまなVRヘッドセットを研究している。実際の製品化にこぎつけるのはどのようなモデルなのか、大いに期待したいところだ。
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