完成度を極めた新型「MacBook Air」 進化は「M2チップ」だけにあらず本田雅一のクロスオーバーデジタル(5/5 ページ)

» 2022年07月14日 22時00分 公開
[本田雅一ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       

高い完成度のM2搭載モデル M1搭載モデルと迷う必要はない

 新しいMacBook Airは、M2チップを搭載したことに注目が集まりがちだが、大幅なハードウェア設計の刷新がもたらす魅力も大きい。M1チップ搭載モデルも継続販売されるが、筆者としては、3万円を余計に出すことになったとしても、可能な限りM2チップモデルを選ぶことをお勧めしたい。デザインやカラーバリエーションだけではなく、搭載するカメラ、スピーカー、ディスプレイなど、利用体験全体に世代の違いが感じられるからだ。

 M2チップを搭載する13インチMacBook Proのレポートでも報告したように、Media Engineによる動画処理の応答性や快適性の向上は大きい。ベンチマークテストの数値としては表れにくいが、「Final Cut Pro」や「iMovie」といった動画編集/生成アプリでは、M1チップと比べて中間ファイルの作成速度が3倍程度高速化する。これはバッテリーの消費を劇的に減らすという副次的効果ももたらしている。

 本機発売のタイミングで大幅な円安が進行したことで、円ベースでの価格は上昇しているが、米ドルベースの価格差は100ドル程度とは少なかった。しかし、M1チップモデルは100ドル値下げされたので、価格差は200ドルに広がった。とはいえ、性能や仕上がりの良さを考慮すると、200ドル(3万円)の価格差は「オーバープライス」というほどでもない。

 もっとも、M1チップのMacBook Airを使っている人は慌てて買い換える必要があるかといえばそうでもない。買い換えを検討すべきは、Intel Coreプロセッサを搭載しているMacBook Airのユーザーだろう。次もMacBook Airを買おうと考えているなら、M1チップモデルは考えず、いきなりM2チップモデルに行くべきである。新規にMacBook Airを買おうと考えている人も同様だ。

イメージ図
前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月02日 更新
  1. Windows 11のレスポンス改善が徐々に浸透中 最新アップデートの実力とMicrosoft AI戦略の転換点 (2026年06月01日)
  2. ついに日本でも販売を開始したAIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」実機レビュー 完成度は高いが課題も (2026年05月29日)
  3. NVIDIAがPC向けArm SoC「N1/N1X」で帰還? Windowsとの“匂わせ”から読み解く次世代ハードとPC市場 (2026年05月31日)
  4. Intel、最大288コアの「Xeon 6+」を正式発表 次世代GPU「Crescent Island」の計画も (2026年06月01日)
  5. 「数字を追い過ぎた失敗」は繰り返さない ノジマ傘下のVAIO 糸岡社長が目指す「新しい理想工場」と再成長 (2026年06月01日)
  6. DDR4メモリでもまだ戦える!! AMDが「Socket AM4」の10周年を祝う Carbice Ice Pad付きの「Ryzen 7 5800X3D」記念パッケージを349ドルで投入 (2026年06月01日)
  7. デル、MacBook Neo対抗の新型「XPS 13」発表 12.7mm、1kgでシリーズ最薄/最軽量 699ドルから (2026年06月01日)
  8. NVIDIAが新型プロセッサ「RTX Spark」でWindows PCに“再挑戦” 搭載PCは2026年秋に登場 (2026年06月01日)
  9. Appleが新しい画像圧縮技術「PICO」をGitHubで発表/「Googlebook」はArmベースのSoCを採用 (2026年05月31日)
  10. 所有しているのに、手元にないように感じる不思議さ ミニスパコン「NVIDIA DGX Spark」と過ごした1カ月 (2026年05月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー