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Microsoftが2022年8月のWindows月例セキュリティ更新プログラムを公開 121件の脆弱性に対処

» 2022年08月10日 17時20分 公開
[山本竜也ITmedia]

 Microsoftは8月9日(米国太平洋夏時間)、2022年8月度の月例セキュリティ更新プログラムの一般提供を開始した。Windows Updateの自動更新を有効にしている場合は、順次適用される。

2022年8月度の月例セキュリティ更新プログラムを公開 2022年8月度の月例セキュリティ更新プログラムを公開した

 今回の更新では、CVEの登録番号ベースで121件の脆弱性に対応している。特に以下に示すものは深刻度が「緊急(Critical)」に設定されており、急いで対応することが望ましい。

  • Windows セキュア ソケット トンネリング プロトコル (SSTP) においてリモートでコードが実行される脆弱(ぜいじゃく)性
    • CVE-2022-35794、CVE-2022-35766、CVE-2022-35767、CVE-2022-35753、CVE-2022-35752、CVE-2022-35745、CVE-2022-34714、CVE-2022-34702
  • SMB クライアントおよびサーバーのリモートでコードが実行される脆弱性
    • CVE-2022-35804
  • Windows Point-to-Point Protocol (PPP) リモートでコードが実行される脆弱性
    • CVE-2022-35744
  • Windows Hyper-V リモートでコードが実行される脆弱性
    • CVE-2022-34696
  • Active Directory ドメイン サービスの特権の昇格の脆弱性
    • CVE-2022-34691
  • Azure Batch ノード エージェントの特権昇格の脆弱性
    • CVE-2022-33646
  • Windows Point-to-Point Protocol (PPP) においてリモートでコードが実行される脆弱性
    • CVE-2022-30133
  • Microsoft Exchange Server の特権昇格の脆弱性
    • CVE-2022-24477、CVE-2022-24516、CVE-2022-21980

 また、深刻度が一段低い「重大(Important)」とされているものの、「Microsoft Windows サポート診断ツール (MSDT) のリモートでコードが実行される脆弱性」(CVE-2022-34713)については悪用例が既に報告されているため、早めに対応を行うことをお勧めする。

主な内容 2022年8月の定例更新の主な内容(出典:マイクロソフト セキュリティチームによるツイート

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