「ポメラ DM250」は最上位モデルにふさわしいのか? 約6年ぶりの新モデルを試す(1/7 ページ)

» 2022年08月12日 17時00分 公開
[瓜生聖,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 文房具メーカーであるキングジムが、デジタルメモ「ポメラ(pomera)」の初号機(DM10)を発売したのは、今から14年前の2008年のことである。大きく分けると、ポメラにはキーボードを折りたためる「折りたたみタイプ」と、横長ボディーを持つ「ストレートタイプ」があるが、このほど、ストレートタイプに約6年ぶりの新モデル「ポメラ DM250」が登場した。

 約6年前にリリースされた先代「DM200」と比べて、DM250はどこが変わって、どこが変わらなかったのだろうか。じっくり検証してみよう。

おことわり

神様のお話 神様のお話(表紙)

 この記事内で利用している文章の一部は、筆者が参加するライトノベル作家サークル「七味唐辛紙」の新刊「神様のお話」から引用しています。この新刊は、8月13日の「コミックマーケット100」のブース番号「東地区 O 39a」で配布されますので気になる方は足を運んでみてください。


DM250 ストレートタイプとしては約6年ぶりの新モデルとなる「ポメラ DM250」

折り畳みタイプとストレートタイプ

 先述の通り、ポメラには大きく分けて2つの系統がある。1つは、初号機であるDM10からの系譜である折りたたみタイプだ。折りたたみタイプは「DM」の後に1〜2桁の数字という型番を持っている。初号機のイメージもあって、「ポメラといったらこれだよね!」という人も多いだろう。

 ただし、その折りたたみ機構はモデルによって異なり、DM10が採用していた「スライドタイプ」、廉価モデルで使われたパンタグラフタイプ」、そして「ポメラ DM30」の「観音開きタイプ」と幾つかのバリエーションがある。

DM30 折りたたみタイプの最新モデル「ポメラ DM30」は2018年に発売された。観音開きキーボードはもちろんだが、シリーズとして初めて電子ペーパー(E Ink)を採用したことも注目ポイントとだった(生産終了済み)

 元々、ポメラは「デジタルメモ」として開発されたという。しかし実際には、小説家やライターなど、日頃から普通の人の何倍もの長文をタイプする人たちからの熱狂的な支持を受けた。そのようなヘビーユーザーによる“酷使”にも耐えられるように開発されたのが、「ポメラ DM100」から始まるストレートタイプだ。

 ストレートタイプは「DM」の後に3桁の数字という型番を持っている。折りたためなくする代わりに、膝の上でも安定して入力ができる、剛性の高いキーボードを備えた“質実剛健モデル”といってもよいだろう。

 しかし、ストレートタイプの最新モデルであるDM200は、2020年3月をもって生産を終了し、「新品で買うなら、販売店の在庫に賭けるしかない」という状況が続いていた。

 新しいストレートタイプは出ないのか――そんな期待に応えたのかどうかは分からないが、DM200の発売から約6年、生産終了から2年4カ月の時を経て登場したのが、今回の新モデルであるDM250である。

 一般的に、型番は数値が大きいほど上位機種である。つまりDM250はDM200の上位機種ということになる。本当に“上位”なのか、ここからは実際に使って検証していく。

パッケージ DM250のパッケージは、グレー基調でシンプルなデザインとなっている
付属品 付属品一式。キートップステッカーは「米国英語(US)」または「親指シフト」配列で使う人のために用意されている
本体(再掲) DM200とは異なり、本体色は「ダークグレー」となった(250台限定の「ホワイト」は完売済み)。また、電源スイッチが左側に移動していることも目立つ変更点だ。ボディーサイズは約263(幅)×120(高さ)×18(厚さ)mmとDM200から据え置かれているが、重量は約620gと40gほど増えている
背面 画面を閉じると、ヒンジにある「Pomera」のロゴが背面側からも見えるようになっている
左側面 左側面には充電端子を兼ねるUSB 2.0 Type-C端子と、SDメモリーカードスロットがある。SDメモリーカードスロットは奥行きを増しており、装着時にカードがはみ出ることがなくなった
開いた図 画面を開くと、天板の下部が接地することでキーボードに傾斜が付く
       1|2|3|4|5|6|7 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 14型モバイルノートPC「FMV Note U」に新モデル登場 約634gモデルに加えて「ゴジラ-0.0」コラボモデルも (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー