「ポメラ DM250」は最上位モデルにふさわしいのか? 約6年ぶりの新モデルを試す(4/7 ページ)

» 2022年08月12日 17時00分 公開
[瓜生聖,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

日本語変換と編集機能はどう?

 DM250に搭載されている日本語変換ソフトは「ATOK for pomera [professional]」である。DM200に搭載されていたバージョンと比べると校正支援機能が強化されており、読みや仮名遣いの誤りを指摘するようになった他、誤用時に正しい候補を提示してくれるようになった。例えば「ふいんき」「たいくかん」と入力して変換すると、これらが誤りであることを指摘しつつ、「雰囲気」「体育館」と正しい候補が提示される。

 加えて「確定アンドゥ」を複数回にさかのぼって利用できるようになった。その名の通り、確定アンドゥは確定した変換を確定前に戻せる機能で、「ctrl+back space」キーを押すと利用できる。DM200ではアンドゥできるのが1回のみだったので、より便利になったといえる。

 ただ、実際に使ってみると、カーソルの移動、削除、改行入力など、ちょっとしたことでアンドゥできなくなってしまうことがある。数文節程度で変換してしまう癖があるせいか、筆者の場合は「運が良ければアンドゥできるかも」という程度の機能にとどまってしまっている。

 「IMEの管理から外れた入力はアンドゥが効かない」ということは想像できるのだが、アンドゥできそうな場面でできないとなると、利用者にはやや混乱を招きそうだ。

ふいんき 「ふいんき」と入力して変換したところ。古典的ネットミームの「ふいんき←なぜか変換できない」は過去の遺物になったのかもしれない

 長文を編集する際に「検索機能」は欠かせない。DM250では検索機能が強化され、正規表現を使った検索/置換も可能となった。

 筆者はプログラムを書くわけではない。そこまで強力な検索/置換機能は無くても良いとも思ったのだが、個人的には以下の制限がちょっと残念だった。

  • 改行コード(\rや\n)を扱えない
    • 「行を詰める」「改行を挿入する」という置換ができない
  • 置換後の文字列に、検索でマッチした正規表現が使えない($1や\1など)
    • 「字下げしていない、会話以外の行を字下げする」という置換ができない
  • 選択範囲のみを対象にした検索や置換ができない
    • 自動的に全文検索になる

辞書機能は健在!

 DM200から引き続き、DM250にも国語、英和、和英、類語の4種の電子辞書が搭載されている。

 物書きの視点に立つと、類語辞典(角川類語新辞典S)は特に役立ちそうである。他の辞書が主に「読む」という目的で利用されるものであるのに対し、類語辞典は「書く」という目的で利用されるからだ。

 辞書は、調べたい言葉を選択した状態で「alt+F7〜F10」キーを押せば表示される。よく使われると踏んでか、類語辞典は「alt+F7」キーで呼び出せるようになっている。同じ言葉が繰り返される、ニュアンスが場面にマッチしない――そんなときに便利に使えそうだ。

失望 「失望」という言葉を選択してalt+F7キーを押す(小山恭平「パーフェクトレコード」より)
類語 すると「失意」「期待外れ」「待ち惚け」「すかを食う」「目の前が暗くなる」「絶望」などの類語が表示される

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー