先週、DeepCoolから複数のCPUクーラーが登場した。簡易水冷キットは6月に登場した「LS」シリーズのホワイトモデルで、ラジエーター長360mmの「LS720 WH」と240mmの「LS520 WH」、120mmの「LS320 WH」がそろう。価格は順に2万2500円前後と1万8000円強、1万4000円弱(いずれも税込み、以下同様)だ。
空冷では、サイドフロー式の「AK500」が投入されている。5月に登場してヒットを続けている「AK400」からヒートパイプを1本増やしてフィンの奥行きを増やした構造をしており、価格は9000円弱となる。
いずれもヒット候補として注目を集めているが、対応ソケットに「Socket AM5」の表記があることにも注目が集まっているようだ。AM5は、2022年秋にAMDから登場予定の次世代デスクトップ向けCPUのソケットとなる。
TSUKUMO eX.は「6月のLS黒モデルでもSocket AM5対応の表記がありましたが、最近は秋が近づいてきたこともあって気にかけている人は増えている印象がありますね」という。他店でもお盆明けから「次世代を気にしてか、現行のRyzenの動きが止まった感があります」(某ショップ)といったコメントを聞いた。次世代シリーズの明確な登場時期はまだ明言されていないが、ユーザーの間でも「そろそろ……」という空気が漂い始めているのは確かな様子だ。
なお、Socket AM5は従来のPGAからLGA形式となるが、AM4用のクーラーが装着できるように配慮を施すとしている。
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