話題の「Intel Arc GPU」を搭載したプレミアムノート「HP Spectre x360 16」を試す(1/5 ページ)

» 2022年09月02日 12時50分 公開
[マルオマサトITmedia]

 日本HPの「Spectre」シリーズは、同社のノートPCの中で最上位に位置付けられるプレミアムPCブランドだ。先進的なテクノロジーを採用したぜいたくなスペック、所有欲を満たすラグジュアリーなデザインを特徴とする。

 同シリーズに新たに加わった「HP Spectre x360 16-f」シリーズは、そのブランドコンセプトを体現するような16型2in1ノートPCだ。

 今回、HP Spectre x360 16-fとしては、スペックが異なる2モデルが発表されている。その中からCPUにCore i7-1260P、GPUとしてIntel Arc A370M Graphicsを搭載する「パフォーマンスプラスモデル」(16−f1010TX)の評価機を入手した。早速チェックしていこう。

HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC 「HP Spectre x360 16-f」は、16型有機ELディスプレイを備えたプレミアムなノートPCだ。第12世代Coreプロセッサと、Intel Arc A370M Graphicsを搭載しており、パフォーマンス面も注目である

ブランドコンセプトを体現するラグジュアリーなデザイン

 Spectreシリーズは、エグゼクティブをターゲットとして意識したプレミアムPCブランドだ。コンセプトとして「ラグジュアリー」「所有欲を満たす1台」を掲げる。

 本機のビジュアルは、まさにそのコンセプトを体現するものだ。丸みを帯びた独特のフォルム、「アッシュブラック」と呼ばれるシックなブラックをベースに、エッジなどにキラキラと輝く「ペールブラス」のアクセントを入れたデザインは抜群の高級感がある。ベトつかずサラッとしていながら微妙にしっとりとした感触があり、手の脂なども付着しにくい上質な仕上げとなっている。

 ボディーの公称サイズは約358(幅)×246(奥行き)×18.9(厚さ)mmで、重量は約1.96kg、実測では1.975kgあった。

HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC 高級感抜群のビジュアルが印象的だ。丸みを帯びた、独特のフォルムで表面も質感高く仕上げられている
HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC 底面はシンプルなデザインで、奥側に吸気口、手前側左右にスピーカーがある。スピーカーはキーボード左右と合わせてクアッド仕様となっている
HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC ACダプターは135W仕様で、端子は独自形状だ。実測のサイズは約67(幅)×138(奥行き)×24(厚さ)mm、実測重量は電源ケーブル込みで約445gある。ウォールマウントプラグを利用すると約379gまで軽量化できる
HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC バッテリーは83Whと大容量を搭載する。公称駆動時間(MobileMark 2018)は約9時間となっている

マルチなスタイルで使える2in1PC

 本機は360度ヒンジを搭載しており、ノートPCスタイルの他、タブレットスタイルやその中間のスタイルへと変形して使うことが可能だ。

 タッチ操作や、付属のHP MPP アクティブペンでの操作に対応する。ノートアプリとして「Concept」をプリインストールしており、手書きでメモをとったり、図解したり、イラストを描いたりと活用できる。

 ペンでの文字入力やイラストなどを描画したい場合は、タブレットスタイルが便利だ。また、エンターテインメントコンテンツの鑑賞や、プレゼンテーションなど複数人で画面の情報を共有したい場合には、テントスタイルが重宝する。キーボードが画面の前にないだけで没入感がかなり違ってくる。

HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC 「HP MPP アクティブペン」が付属する。Microsoft Pen Protocol 2.0(MPP2.0)対応で、4096段階の筆圧と傾き検知に対応している
HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC HP MPP アクティブペンは、付属のUSB Type-C→USB Type-Cケーブルで充電する。充電中はペンのランプが点灯する
HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC ペンはボディーの側面にマグネットで装着できる
HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC 360度ヒンジを搭載しており、タブレットスタイルや、タブレットとノートPCの中間のテントスタイルでも利用できる。ペンはやや硬めの感触だが、慣れると軽い力でスラスラと書ける

ぜいたくな基本スペックを標準装備

 CPUは、Intel最新の第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)を採用している。この世代では性能優先のPコアと電力効率優先のEコア、2種類のコアを最適に使い分けるハイブリッド構造を導入しており、電力効率(バッテリー駆動時間)を維持しながら、性能を大幅に底上げしている。

 本製品が搭載するのは、PBPが28WのCore i7-1260Pだ。Pコアが4コア、Eコアが8コアと合計12コア16スレッド、最大4.7GHzというスペックは、第12世代Coreプロセッサとしては地味に見えるが、それでも前世代からの構造的な優位は大きく、冷却性能次第では28Wのイメージを覆すパフォーマンスを誇る。

 メモリはDDR4-3200を32GB(16GB×2)、ストレージはPCI Express SSDを2TB搭載する。ブランドコンセプト通りのぜいたくな内容で、ゲームやクリエイティブなどさまざまな用途に余裕をもって対応できる。なお、評価機のSSDは、PCI Express 4.0 x4対応の超高速モデル(Western Digital PC SN810)を搭載していた。

HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC CPUは、Core i7-1260Pを採用する。Pコアが4コア8スレッド、Eコアが8コア8スレッドの合計12コア16スレッドという仕様だ
HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC ストレージは2TB PCI Express SSDを搭載している。評価機には、PCI Express 4.0 x4対応の超高速モデルが搭載されていた
HP Spectre x360 16-f 日本HP プレミアム ノートPC CrystalDiskMark(ひよひよ氏・作)のスコア。PCI Express 4.0 x4対応SSDとしても高速な部類に入る優秀なスコアだ

 続いて、気になるグラフィックス機能を見ていこう。

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